エグゼクティブコーチングに興味を持ち、情報を集めている方へ。こんにちは、エグゼクティブコーチの野中祥平(のなさん)です。この記事は、エグゼクティブコーチを探して体験してみたいと考えている方や、普通のコーチングを受けているけれど「もっと深く活用したい」「経営に役立てたい」と感じている方に向けて書かれています。私は現役のエグゼクティブコーチであり、コーチングを活用して上場企業の役員として赤字事業をM&Aし、5年で10倍に成長させた実績を持つ経営者でもあります。コーチングを提供する側として、そして実際にコーチングを活用してきた経営者として、両方の視点からエグゼクティブコーチングの価値を伝えることができると考えています。この記事は、私のサービスを紹介したり押しつけたりするものではなく、経営者としてエグゼクティブコーチングをどのように捉え、活用すれば効果的かをフラットにお伝えすることを目的としています。この記事は非常に長くなっていますが、その分熱量と情報量を込めて作成し、「エグゼクティブコーチングに投資してもいいかもな」と興味を持つ方の疑問に網羅的に答えられるものになっていると思います。ぜひ、気になる項目を読んでみてください。検索などでこの記事に辿り着いた方へ、私についてはこちらの自己紹介をご覧ください。1. エグゼクティブコーチングの料金・内容の判断方法と効果そもそもコーチングって?コーチングというと、まず多くの人がイメージするのは「壁打ち」と呼ばれるものです。壁打ちとは、クライアントが自分の考えや気持ちをコーチに伝えることで、脳内を整理するプロセスです。これは非常にシンプルに見えますが、驚くほど強力な効果を発揮します。なぜなら、自分の頭の中にある曖昧な感情や思考を、言葉として外に出すことで、自然と自分の中での理解が深まるからです。この脳内整理が進むと、不安感や迷いが軽減されます。例えば、経営者が直感的に「何か違う気がする」と思っていたことが、コーチとの対話を通じて「これが不安の原因だったんだ」という形で明確になります。そして、その不安や迷いが解消されると、新しいエネルギーが生まれます。ワクワクする未来に向けて行動を起こすためのモチベーションが湧き、これが次のステップへの推進力となるのです。エグゼクティブコーチングは何が違う?しかし、エグゼクティブコーチングはただの「壁打ち」以上の価値を提供します。それは、経営者としての継続的な成長をサポートするために、もっと深いディスカッションを行うことです。ここでは、単に今抱えている問題を解決するだけではなく、会社の未来を見据え、経営者自身が成長し続けるための戦略や内面の整理が行われます。たとえば、コーチは「今の経営メンバーの役割分担は本当に最適ですか?」「将来的にワクワクしない原因は何でしょう?」といった、経営者自身が日々感じているかもしれない違和感を深掘りします。経営者はしばしば、多忙な日々の中でそういった感覚を無視しがちです。しかし、エグゼクティブコーチングでは、その感覚を無視せず、経営の中でそれをどのように活かすかを一緒に探っていくのです。エグゼクティブコーチングの料金が高い理由の一つは、こうしたサポートが単なる「壁打ち」ではなく、コーチが持つ豊富なビジネス経験や経営知識を活かして、経営者の成長を促進するからです。経営者は、単なる助言を受けるだけでなく、自分の考えや感覚を深く探り、それをどうビジネスに反映させるかを考える時間を持てます。これは、数千円や数万円の一般的なコーチングでは得られない、より広範囲で価値のある経験です。プチまとめ費用感 ・普通のコーチング: セッション単価は数千円から数万円程度の料金。 ・エグゼクティブコーチング: セッション単価は3万円~30万円と高額だが、経営者の成長をサポートするための豊富な経験と知識に基づく価値が含まれている。内容 ・普通のコーチング: 主に「壁打ち」による脳内整理が中心・エグゼクティブコーチング: 経営者の内面整理、戦略的思考のサポート、長期的な成長を促す深いディスカッション。効果 ・普通のコーチング: 思考整理、不安の軽減、行動の明確化・エグゼクティブコーチング: 経営者の内面とビジネスの両方にポジティブな影響を与え、成長と意思決定の質・量・スピード向上を促進する。2. エグゼクティブコーチングの具体的メリットエグゼクティブコーチングとは、単に問題を解決するためのサポートではありません。それ以上に、経営者が自分の内面を整理し、自分のビジョンや価値観に基づいて会社をリードしていくためのプロセスを共に歩むことです。A)定期的な脳内整理=コンディション改善定期的な脳内整理を行うことで、経営者は不安や迷いを取り除き、心身ともに健全な状態で経営に向き合うことができます。例えば、日常業務の中で「なんとなくやる気が出ない」と感じることはありませんか?それは、実はあなた自身が内面的に感じている不安や迷いが原因かもしれません。エグゼクティブコーチングでは、その原因を探り出し、整理していくことで、経営者のコンディションを整えることができるのです。B)経営視点のディスカッション=変化への対応また、エグゼクティブコーチングは、単なる脳内整理にとどまりません。経営者は未来を見据え、中長期的な視点でビジネスをどう進めていくかを考える必要があります。これにより、日常の課題解決だけでなく、5年後、10年後のビジネスチャンスに敏感に反応し、変化に適応する力が身に付きます。C)内面との向き合い=イキイキワクワクできる経営スタイルの確立さらに、エグゼクティブコーチングの大きな魅力は、経営者としての「あり方」を確立できる点です。多くの経営者が、自分の直感や違和感をどう扱っていいか分からず、業務に忙殺されがちですが、コーチとのセッションを通じて、これらの感覚を整理し、活かす方法を見つけることができます。結果として、経営者自身のスタイルが確立され、経営メンバーとの役割分担もうまく進むでしょう。経営者のコンディションが良好であれば、会社全体もその影響を受けてポジティブなエネルギーが広がります。逆に、経営者が不調であれば、社員にとって話しかけにくい存在になり、組織全体のコミュニケーションが滞ることもあります。エグゼクティブコーチングは、会社全体の活力を高めるための投資とも言えるのです。2. エグゼクティブコーチングの具体的な流れエグゼクティブコーチングは大きく3段階の流れをとります。その1:体験セッションエグゼクティブコーチングは、最初に体験セッションを受けることから始まります。この体験セッションは、コーチとの相性を確認するための大切なステップです。コーチングが初めての方は「本当に自分に合うのか?」と不安を感じるかもしれませんが、体験セッションでその不安を解消し、コーチングの具体的な効果を実感することができます。その2:正式契約→月1~2回の継続セッションその後、正式にコーチングを始める場合、月1〜2回のセッションが基本的な流れになります。セッションの頻度や時間は、経営者のフェーズや目指す目標によって変わることがあります。例えば、急速な成長を目指している場合は、月2回のセッションが適しているかもしれません。一方で、じっくりと自分のビジョンを固めていくフェーズでは、月1回のセッションが効果的です。その3:半年〜年間単位での継続、契約更新エグゼクティブコーチングは短期間での効果を求めるものではなく、長期的に自分自身と向き合い、成長し続けるためのサポートです。私自身も、2020年以降、4年間同じコーチと関わり続けており、成長や変革のフェーズに合わせてサポートを受けています。これは、短期的なコーチングでは得られない深い成長を実現するための重要な要素です。半年間でいくつかの課題をクリアし、自分を認めて解放していけるようになると、できることが増え、景色が変わり、「もっとここを目指したいな!」「人生もっとこうなったら最高だな!」とゴールはアップデートしていくものです。長期で継続するメリットコーチとの長期的な関係は、経営者自身の思考の癖や価値観を深く理解してもらうことに繋がります。これにより、セッションごとに表面的な問題解決だけでなく、経営者の深い部分に触れる対話が可能となります。長期間にわたり信頼できるコーチと関わることで、経営者は自分のビジョンや価値観を明確にし、それを実現するための行動に移すことができるのです。3. エグゼクティブコーチングと他の手法の違いエグゼクティブコーチングは、コンサルティングや顧問活用とは大きく異なります。私は顧問活用、コンサル活用、外部セミナーの活用などさまざまな自己投資を試してきました。投資金額は、2000万円以上は超えています。「経営サポート要素」や「パフォーマンス向上要素」を含むよくある投資と比較してみましょう。画像でも簡単に記載しておきます。エグゼクティブコーチングを受けた側と、提供する側、そして支援会社側の方と話をして完成させたポジショニングマップになっているのでわかりやすく整理できていると思います。コンサルティングとの比較コンサルティングは、経営課題の解決を目的とし、外部から具体的なアドバイスを提供するものです。経営者にとって、会社の数字や戦略を改善するための具体的なソリューションを提示してくれるのがコンサルティングの強みです。しかし、経営者自身の内面の成長や、どうありたいかという視点はあまり考慮されません。顧問やメンターとの比較一方、顧問やメンターによるメンタリングは、経験豊富な人物がアドバイスを提供し、特定の領域での成功をサポートするものです。メンターからの指導や意見は非常に有益ですが、それはあくまで外部からの知見を活用するものであり、通常は経営者自身の感情や内面に寄り添うものではありません。社外取締役との比較社外取締役は、株主への価値還元という視点で間違った経営判断をしないか、それをサポートしてくれる存在であり、基本的には監視役の意味合いが強いでしょう。アドバイザーや人脈提供を兼ねることもあります。しかし、経営者個人の幸せを考えるという内面サポート要素はやはり通常強くありません。読書や外部セミナーとの比較との比較経営者向けには多くのセミナーが開催されています。新しい刺激やエネルギーをもらえることも多く、私も多く参加してきました。しかし、どうしても外部の情報を取り込むと「どうすればいいか?」というHOWにとらわれやすくなります。内面と向き合うことや個別のサポートはしてくれません。飲み会や先輩経営者への相談との比較飲み会や先輩経営者への相談は、こんなこと相談してバカだと思われないだろうかと遠慮してしまいやすいです。また、ベストなタイミングで相談できるわけではないし、GIVEしなきゃという遠慮が生まれて気軽に相談できないこともあります。ありのままの自分を見せることはしにくいということがあります。もちろんピンポイントでアドバイスをもらえるケースはあるかもしれませんが、お金を払わずに得られる情報には限界があるでしょう。VC(ベンチャーキャピタル)、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)、投資家などに付随するサポート主にお金面での課題解決をテーマにサポートしてくれる存在です。どうPMF(=プロダクトマーケットフィット=市場に受け入れられるようにすること)するまでのランニング期間を伸ばすかというテーマではアドバイスをくれるかもしれませんが、経営者の内面サポートには基本的には踏み込みません。資金の関係がある以上、一定の緊張感があり、また、相談、報告をするうえでもある程度自分の中で「こうしていこうと思っています」という仮説を常にぶつけていかないとやる気がないと思われたりしてしまうこともあるでしょう。一般的なコーチングとの比較意外かもしれませんが、私から見ると「エグゼクティブコーチング」と「一般的なコーチング」の違いを意識できていないケースもかなり多く見受けられます。「コーチング受けてるんですが、なんか質問してくれるだけで、それはそれでありがたいんだけどもっと導いて欲しいんだよね・・・」という感想を述べる方がたまにいらっしゃいます。これは最もベーシックな価値として「壁打ち」効果はあるものの、経営課題解決のための対話や質問は期待できないコーチングを受けているという証拠です。セッション単価が数千円から数万円前半という価格帯だと、経営経験や経営サポート知見を持っていないコーチとのセッションになってしまうケースが多いです。壁打ち主体の一般的なコーチングを受けて経営課題を次々に解決していくという投資対効果は期待しにくいでしょう。サウナ、瞑想などとの比較「マインドフルネス要素」がある分、今、ここに集中して、メンタル面のパフォーマンス改善に役にたつという意味で一応いれておきます。実際、コーチングに興味を持つ層は、その手前でメンタル文脈を含む瞑想やヨガなどに興味を持つことが多いかもしれません。言うまでもないですが、経営課題解決のための意思決定促進という効果はなく、あくまでその前提として重要な「ストレスが溜まりにくいようにして、心身ともに元気でいること」に向かいやすく存在であり、あまり比較にはなりません。占いとの比較停滞感を脱却するために新しいインスピレーションを得たいと思って占いに投資をする人もいるでしょう。確かに「これをやってみようかな!やめておこうかな」といった新しいアイデアに出会えることはあるかもしれませんが、生年月日のみをもとにした統計的なデータのため100%それに依存することは危険で、あくまで参考程度、エンタメとしての利用にとどまるでしょう。経営課題が解決するとか、自己の内面と深く向き合うよりは「当たってる!」「当たってない!」のように診断コンテンツのような楽しみ方になってしまいやすいです。(私自身、占いは好きです。毎年何かしら書籍を買ったり、個別鑑定も課金したことはありますが、ちょっとした新しいヒント得るぐらいな意識で楽しむ程度です。)全てと比較したうえでのエグゼクティブコーチングの特徴エグゼクティブコーチングはこれらの手法とは異なり、経営者の内面と外部の課題を統合的にサポートします。例えば、普通のコーチングを受けている経営者の中には、「質問してもらうだけでは不十分だ」と感じる人がいます。それは、ただ質問を投げかけるだけでなく、経営者の内面的な成長や、ビジネスにおける具体的な行動に対するサポートが不足しているからです。エグゼクティブコーチングは、経営視点でのディスカッションを行いながら、経営者自身の成長をサポートします。経営者が直面する現実的な課題やビジョンに対して、新しいインスピレーションや具体的な事例を提示しながら、その人にとって最適な選択を導き出すプロセスを提供します。これは、コンサルティングやメンタリングでは得られない、エグゼクティブコーチならではの価値です。ちなみに、私が経営者さんの内面と向き合うべきタイミングと感じるのは特に次のタイミングです。停滞感を感じていて、ぶっちゃけ経営にワクワクできていない時大きなトラブルが発生して、目先の対処だけではなく何か「そっちにいかないほうがいいよ」というメッセージや直感を受け取っている時人間関係や組織のことでエネルギーが下がっており、本来の才能や情熱を発揮しきれてない時4. エグゼクティブコーチングの副次的な5つの効果エグゼクティブコーチングは、経営の課題解決や意思決定のサポートだけでなく、さまざまな副次的な効果ももたらします。これらの効果は、コーチングの本来の目的を超えて、経営者や組織に広がり、ポジティブな変化を引き起こします。1. 自己理解の深まり多くの経営者は、日々の業務に追われ、自分が何を考え、何を感じているのかを深く掘り下げる時間がありません。エグゼクティブコーチングは、経営者が自分自身と向き合う時間を提供し、自分の思考や感情を客観的に見ることができるようにします。たとえば、ある経営者が何となく抱えていた違和感や不安感が、コーチとの対話を通じて明確になり、より効果的な意思決定ができるようになったというケースはよくあります。自己理解が深まることで、経営者は自分の強みや弱みをより正確に把握し、ビジネスや人間関係においても最適な行動を取ることができるようになります。2. 意思決定力の向上意思決定は経営者の最も重要な役割の一つです。しかし、多忙な日常業務の中では、目先の対策的な決断になってしまうことも多く、長期的に見てベストな選択をしているかどうかは自分でもわからなくなることがあります。エグゼクティブコーチングを通じて、経営者は日々の決断において、自分のマイナス感情や状況に流されずに冷静に判断する力を養います。これにより、意思決定のスピードが速くなるだけでなく、その質も高まります。たとえば、新しい事業に進出するかどうかを判断する際に、リスクとリターンを冷静に分析し、感情に左右されずに決断できるようになります。3. ストレスの軽減経営者は責任が思い分、常に多くのプレッシャーにさらされています。業績向上や組織の運営、株主や顧客の期待など、さまざまな要素が経営者にストレスを与えます。エグゼクティブコーチングは、このストレスを軽減するための効果的なツールです。コーチとの定期的なセッションを通じて、経営者は自身の感情や思考を整理し、ストレスの原因に対処する方法を学びます。これにより、経営者はよりリラックスした状態でビジネスに取り組むことができ、ストレスに対する耐性も向上します。4. リーダーシップの向上(意識するとめちゃくちゃ効果が大きい)自己理解と意思決定の質が向上することで、自然とリーダーシップも強化されます。経営者が自分自身を深く理解し、冷静な判断を下せるようになると、社員や経営メンバーに対してもより効果的な指導ができるようになります。リーダーシップの強化は、組織全体にポジティブな影響を与え、社員のモチベーションやエンゲージメントを高めます。また、リーダーがしっかりとしたビジョンを持ち、それを明確に伝えられるようになることで、組織全体の方向性が統一され、成長が加速します。また、細かく指示する、もしくは逆に任せすぎて放置してしまうなどのやり方でしか仕事を依頼したり、人の指導ができなかった経営層の方がコーチングを受ける意味は大きいです。「問いかける →自己決定してもらう →気づきや学びを深める内省を支援する」といった形でバックアップ型だけど一緒に推進支援するような関わりができると、メンバーやマネージャーは安心感がありつつも自分で試行錯誤していくようになります。コーチング型のマネジメントを人に実践するには、やはり自分がコーチングを受けてみて「うわ、コーチングってめっちゃ重要なアプローチじゃん」と深く体験することが重要です。5. 人間関係の改善コーチングは、経営者とコーチとの間で行われる信頼関係に基づく対話ですが、その効果は組織全体にも広がります。経営者が自己理解を深め、感情のコントロールを学ぶことで、社員やパートナーとの関係も改善されやすくなります。たとえば、経営者が感情的に反応していた場面でも、冷静に対応できるようになるため、社内のコミュニケーションが円滑になり、信頼関係が強化されます。5. エグゼクティブコーチングはこんな方におすすめエグゼクティブコーチングは、「中長期に業績向上したい」「自分、会社、事業との向き合う時間を確保してもっと進化したい」と考えるすべての経営者に効果的ですが、特に以下のような課題や状況に直面している方に特におすすめです。1. コンサルティングはちょっと違うと感じている人多くの経営者は、コンサルティングや顧問活用など「人に相談する」ということをしていますが、外部からの一方的なアドバイスに頼りすぎていると感じることがあります。コンサルティングは、経営者が抱える具体的なビジネス課題を解決するために有効ですが、経営者自身の内面やビジョンには深く関与しません。エグゼクティブコーチングは、外部の答えを提供するのではなく、経営者自身が自分の答えを見つけるサポートを行います。そのため、自分の内面に向き合いたい、そしてそれをビジネスに反映させたいと感じている経営者には特に効果的です。また、「ご自身が業界のトッププレイヤーであり、他に参考にすべき企業がいない」というケースも、コンサルを受けるより、コーチングが有効です。「他社がまだやっていないことは何か?」「他社ともっと差別化できることは何か?」「投資をして何かブーストできないか?」といった問いと向き合う価値が高いです。正解のない時代において一手二手先を読んで種まきをしていく重要性が高いためです。そして、過去に正解がない分コーチングを通じて、「緊急ではないが重要な未来に意識を向けること」の投資効果が高いです。2. 定期的に脳内整理をしたい人経営者の仕事は複雑で、多岐にわたります。そのため、定期的に自分の考えや計画を整理する時間が必要です。エグゼクティブコーチングは、経営者が定期的に脳内を整理し、冷静に未来を見据えた意思決定をするための貴重な時間を提供します。これにより、経営者は忙しい日常業務の中でも、自分の考えや感情を整理し、会社の方向性を明確に保つことができます。3. 理想と現実のギャップに悩んでいる人、停滞感を感じている人多くの経営者は、「もっとこうしたい」「こうだったらいいのに」という理想と、現実との間に大きなギャップを感じています。エグゼクティブコーチングは、このギャップを埋めるために、経営者が自分のビジョンを具体化し、それに向けて行動を起こすためのサポートを行います。現実に押しつぶされず、理想を現実に近づけたいと考える経営者にとって、エグゼクティブコーチングは強力なパートナーです。4. 未来にワクワクできないと感じている人5年〜10年と一定会社経営がうまくいっている経営者であっても、未来に対してワクワク感を持てない時期があります。それは、ビジネスがうまくいっていても、何かが欠けているように感じることです。エグゼクティブコーチングは、こうした「何かが足りない」感覚に対処し、経営者が再び未来に対して情熱を持てるようサポートします。未来にワクワクできないと感じている経営者には、コーチングを通じて自分のビジョンや情熱を再確認し、次なるステージに進むエネルギーを取り戻すことができます。ちなみに、経営トップになってしまうと、誰かからフィードバックを受け、客観視をする機会は極端に減ります。その結果、コンフォートゾーンと呼ばれる居心地のよい状態に身を置いてしまい、現状を維持することや前年の焼き回しといったことに意識を持っていかれる方は非常に多いです。その結果としての、ワクワク不足や、飽きという感情がでてくるのは普通のことだと思います。6. エグゼクティブコーチングの受け始め方・コーチの選び方エグゼクティブコーチングを始めるにあたって、最も重要なのは「自分に合ったコーチ」を見つけることです。コーチとの相性は、コーチングの効果を最大限に引き出すために非常に重要です。以下のステップを参考に、自分に合ったコーチを見つけてください。◎どうやってコーチと出会うか?コーチングが日本に来たのは2000年よりちょっと前と言われていますが、この20年でさまざまなコーチングスクールや、コーチマッチングサービスが生まれ、少しずつコーチングというもの自体が普及し始めています。具体的なコーチの探し方の例をいくつか紹介します。書き出してみたら7種類ありました。SNSやGOOGLE検索で探す知人の紹介で出会うココナラなどのスキルシェアサービスで探すコーチングスクールなどが提供しているコーチ名簿やコーチ紹介を頼るコーチ専門のマッチングサービスで探す法人向けにコーチングを含む研修やマネジメント支援サポートサービスを提供している会社を探す「コーチしてます!」「コーチはじめました!」という知人に直接相談、依頼する1.SNSやGOOGLE検索で探すメリット:ホームページや写真、発信内容をみて、シンパシーを感じる人がいたら声をかけやすい。デメリット:有象無象でたくさんいすぎて誰に声をかければいいかわからない。優秀なコーチが個人で発信しているとは限らず出会える人にも限りがある。今すぐコーチングを受けたい時には不向き。費用感:人それぞれ野中として:もしこの方法で出会う場合、まずはSNSでフォローをしてみて、言っていることが参考になるか、自分の経営課題や悩みに対応していそうかを見極めるステップが発生するでしょう。ピン!と来た人が新規体験セッションを募集している場合はご連絡してみるのはありです。2.知人の紹介で出会うメリット:「受けてよかった!」と思っている人の紹介で出会うことになるので、信頼できる人に出会いやすいデメリット:周りでコーチングを受けている人がそもそも少なく、さらにその中で経営知見をもったエグゼクティブコーチを受けている人はさらに少ない。飲み会やランチなどでコーチングの話題が出ることがそもそも少なく、紹介されたくても紹介してくれる人と出会いにくい。費用感:人それぞれ野中として:周りでコーチングを受けている人がいたらその人づてて紹介してもらうのはおすすめです。自身のSNSで「周りでコーチング受けたことある人いますか?」というと、意外と手を上げてくれることがあるかもしれないので、そういう声かけをしてみるのはアリです。今すぐ受けたい場合には不向きですね。タイミング含め、ご縁ですね。3.ココナラなどのスキルシェアサービスで探すメリット:ある程度絞られた選択肢の中で選ぶことができる。ライフコーチ、キャリアコーチなど一般的なコーチとそうではないコーチを事前に検索してふるいにかけることができる。デメリット:こういったスキルシェアサービスで集客をしていない、する必要がないエグゼクティブコーチも多い。ここで出会えるコーチには限りがある。費用感:人それぞれ(セッション単価は10万円以下のケースが多く、やや安め)野中として:忙しい経営者にとって探すのがめんどくさい、信頼できる人と出会いたいニーズが高い可能性があるので、安いから、探しやすいからという理由だけでこの探し方を第一とするのは避けた方が良いと思います。4.コーチングスクールなどが提供しているコーチ名簿やコーチ紹介を頼るメリット:各種コーチングスクールを卒業した認定コーチを探すことができる。デメリット:スクールはお金を払って一定の経験を積めば卒業できてしまうので、「有償コーチング経験」の濃淡の差が大きい。経験豊富で、質が高く相性のよいコーチに出会えるかは確約されていない。費用感:人それぞれ野中として:コーチングスクールにもいろいろな流派・思想があるため、どういうコーチングスクールがあるのかというそれ自体を調べるのがめんどくさいという人には向かない可能性があります。逆に、「認知科学コーチを受けたい!」など独自メソッドを押し出しているコーチを探しているという場合には一番この方法が向いているでしょう。5.コーチ専門のマッチングサービスで探すメリット:マッチングサービスの基準を一定満たしたコーチの中から選ぶことができる。自分の条件を入力したうえで、マッチングとして推薦された候補の中から体験セッションすればいいので選ぶ手間が省ける。デメリット:ToC向けのライフコーチ領域など幅広いケースに対応できる分、エグゼクティブ対応ができるコーチを探しにくいケースがある。費用感:人それぞれ(単価が決められているサービスもあれば、個人が単価を設定できるものもあり)野中として:今すぐコーチングを受けたい時にすぐ体験セッションを受けやすい方法かと思います。「こういうコーチからコーチングを受けたい!」というこだわりがなく、「とにかく手っ取り早く壁打ちしたい」人には最適ですが、裏を返すとあまりコーチングについて情報収集せず直感に身を任せてコーチングを受けることになるので、「なんかコーチングって思ってたのと違った、、、」のように上手に活用しきれず途中で辞めてしまうケースも考えられます。6.法人向けにコーチングを含む研修やマネジメント支援サポートサービスを提供している会社を探すメリット:経営課題や組織課題を「コーチングを含む研修で解決します」と提案をしてくれる会社に依頼することになるので、研修や人材育成目的で依頼をしやすい。法人向けに特化している分、管理職、役員、社長さまざまなエグゼクティブに組織対応できることも多い。デメリット:「この人」という指名をする感じにはなりにくい。一定の目的を達成できる仕組み化されたサービスを受けるという感じになりやすい。費用感:高くなりやすい野中として:営業コスト、管理コストが発生する分、費用としては高くなる傾向があります。会社によっては、独自ツールを提供していたり、サーベイツールなどが付帯しているケースもあります。7.「コーチしてます!」「コーチはじめました!」という知人に直接相談、依頼するメリット:知人がいれば、いますぐ、直接声をかけることができる。デメリット:知人にコーチがいない人の方が多い。過去の人間関係や利害関係がある相手には「ありのまま」を逆に話せないケースがあります。守秘義務が守られている前提とはいえ、「話しにくいこと」がある知人よりは、コーチとクライアントという関係しかない完全な第三者の方が話がしやすいケースは多いです。費用感:人それぞれ野中として:エグゼクティブコーチをちゃんと受けて、人生や会社を飛躍させたい!と本気で思う場合、知人という狭いネットワークから無理に探さなくてもいいのではないかと思います。プチまとめ個人で受けたい場合は次の3つがおすすめ①手っ取り早くコーチを探したい場合:コーチ専門のマッチングサービスで探す②波長が合って自分に合うコーチを見つけたい場合:SNS検索やGOOGLE検索をして、情報発信しているコーチを検索③なんとなくご縁で見つけたい場合:知り合い経由で紹介組織で受けたい場合は次の方法がおすすめ④組織コーチングなど研修要素含めて依頼したい場合:法人向けサービスを探して、営業マンからサービス説明を聞いてみたり、体験セッションを受けてみる(私としては、経営トップ自身がコーチングの価値を体験するのが先で、組織導入はその後でも良い気はします)◎コーチングの具体的なスタートの仕方1. 体験セッションを受けるエグゼクティブコーチングを始める前に、まずは体験セッションを受けることが重要です。コーチとの相性を確かめるために、体験セッションは非常に有効な手段です。実際にコーチとの対話を通じて、自分に合ったサポートを提供してくれるかどうかを見極めましょう。体験セッションは、コーチのスタイルやアプローチを知るための良い機会です。2. 実績や事例を確認するコーチがどのようなクライアントをサポートしてきたのか、どのような成果を上げているのかを確認することも重要です。特に、経営者としての成長をサポートする経験が豊富なコーチを選ぶことで、より効果的なサポートが期待できます。コーチの実績や事例を調べ、自分が目指す方向性と合致しているかを確認しましょう。3. 価格とサービス内容を比較するコーチングの価格は、コーチの経験や実績、提供されるサポート内容によって大きく異なります。単なる壁打ちであれば数千円から数万円ですが、経営者としての成長を本格的にサポートするエグゼクティブコーチングでは、セッション単価が5万円以上になることが一般的です。価格だけでなく、サービス内容をしっかりと確認し、自分のニーズに合ったコーチを選びましょう。またコーチにより「アドバイスはしません」とはっきりと方針を示しているケースもあれば、「セッション外の振り返りまでサポートします」とプラスのサービスが付いているケースもあり、方針はさまざまです。「こういう理想につれていきます」のようなゴールをコーチ側がある程度示しているケースもあれば、壁打ち相手としてどんなトピックでもOKとしているケースもあります。◎何に気をつけてコーチを見ればいいのか?いくつかポイントがあります。以下の項目を見ておくことは重要です。①ビジネスサイドの経歴エグゼクティブコーチで、効果的な対話が実現するためには、最低限「コーチ本人がある程度ビジネスの世界の用語、文脈、お作法、思想を知っている必要」があります。経歴は必ずチェックしましょう。特に、エグゼクティブという会社経営に関わる立場の経歴として、事業、ビジネス、組織、会社の責任者をしていて、数字や人とちゃんと向き合ってきた人なのかは重要です。②コーチング支援実績や事例支援したクライアントがどう変化しているのか、実績や事例を公開しているかも必ずチェックしましょう。③費用セッション単価もしくは半年単位での契約単価、セッション外のサポートの有無、サポート内容、それらが明確になっているのか確認しましょう。④思想やこだわり「中小企業の経営者を支援しています!」や「ベンチャースタートアップ業界に強いです!」や「人材育成や組織コーチングに強いです!」などコーチ側にもこだわりや思想、ポジショニングがさまざま存在しています。それはダイエットコーチが「食事に特化しています」とか「食事も運動もトータルで支援します」とか「できるだけ運動をせず食事でなんとかします」とか思想やこだわりがあるのと似ています。「なんとなく自分に合ってそう」と思えるような方と出会うためには、SNS発信やホームページの内容をチェックすることは重要です。⑤法人か個人か個人事業主としてもやっていける業態ではありますが、法人化しているかどうかは一つの分岐点です。法人化している場合はコーチ自身が経営者として「商品設計、集客、契約、リピート」などがある程度構築、仕組みかできていて事業として成立している証拠です。信頼感は増すと思います。どこかに所属している業務委託的な契約でコーチングをしている場合や副業でやっている場合は法人化していないケースが多いでしょう。⑥資格こちらは意見がいろいろ分かれるところですが、私としては「資格の種類や数は、重視しなくていい」と思っています。というのも、コーチングを受ける側からすると資格の有無よりは「実績」「信頼できるか」「相性があうか」を気にしているケースがほとんどです。(私自身も過去にコーチを探した時に、資格の有無は一ミリも気にしませんでした・・・)そもそもですが、コーチングの資格取得にはかなりのリソース(時間も意識もお金も)を取られます。そこを優先するよりは、実際にビジネスと向き合っていくことを優先している私のようなコーチもいます。どのコーチングスクール出身なのか、どのレベルの資格を取得しているのか、これはコーチが打ち出していれば参考にしてもいいですが、ないからといって、ダメなコーチみたいに思う必要はないので気にしすぎないでください。7. 効果的なコーチングの受け方(すごく、すごく、すごく大事)エグゼクティブコーチングを受ける際には、クライアントの姿勢や意識が結果に大きく影響します。効果的にコーチングを受けるためには、次の点を心がけることが重要です。「なんとなくコーチング受けたけど、途中でやめちゃった」という場合は、コーチング受ける側が「ちゃんと投資効果を回収しよう」と思っておらず、曖昧な意識で、曖昧な活用をしていたというケースが多いです。そうならないために以下のポイントを意識してください。(でも、受け始めてから読み直す、意識し直すという感じで大丈夫です。コーチングの体験セッション自体は手軽に受けていただいたほうがいいです。)1. 明確な目標を設定して、「こうなる!」と決断する(ぜひ、心から望むゴールを設定してください。ここは時間かけてOKなところ。)まず最初に、半年から数年後にどうなりたいかを明確にすることが重要です。目標が曖昧なままでは、コーチングの効果が十分に得られません。コーチとのセッションでは、目先の課題解決だけでなく、長期的なビジョンを持って取り組むことが大切です。たとえ今の時点でその方法がわからなくても、「こうなりたい」という未来像を描くことで、次第にその実現に向けた行動が見えてくるのです。「決断する →未来を意識する →行動を変える →出会う人や情報が変わる →気づきが変わる →新しい景色が開ける →どんどんアップデートしていく、、、」という流れが最高のコーチングを受けることによるポジティブサイクルです。しかし、「こうだったらいいな」レベルの淡い願望ではなかなかこのサイクルが回りません。ちょっと怖いこと、勇気が必要なこと、現時点で達成方法がロジカルにわからないことでもワクワクすることであれば、「こうなる!」と決断しちゃいましょう。2.短期ゴールは短いスパンでアップデートしてOK!最初にしたゴール設定は「遠慮」「責任感」のフィルターがかかっていることも多いので、ゴール自体を定期的にアップデートしていくという視点はとても大事です。自分を認め、解放していけるようになると「もっとこういうことしていたい!」「こういうこと人生で達成していたい!」という新しい野望が出てくるのは普通のことです。私の場合、長期のゴール自体はしばらく変わらなかったものの、「次の1ヶ月はこういう意識で動くぞ!」というコンセプトやテーマみたいなものは、わりと1ヶ月〜3ヶ月くらいのスパンでコロコロと変わっていったので、そういうのは全然ありです。3. セッション「外」での行動が重要!!!!!(当たり前だけど超大事)コーチングセッション自体は重要ですが、それだけでは不十分です。コーチングを受けていない時間にどれだけ行動するかが、結果を大きく左右します。コーチングで得た気づきを実践に移し、新しい行動を起こすことで、見えてくる景色が変わり、新たな気づきが得られます。このPDCAサイクルを回し続けることで、成長のスピードが加速します。4.セッション時間以外に、内省の時間を確保する(結構盲点かもしれない)私の場合は「セッションを受ける前30分、後30分」は時間として確保していました。セッション前は「前回コーチング受けてからの変化、最近気になっていること、今日話したいこと」などをメモとして作成していました。セッション後は「うおお!なんかスッキリしたし、新しい方針や行動が決まってめっちゃ楽しみだ!」とエネルギーが高い状態になっていることが多いので、「その場で」できるアクションを整理して、すぐできることはすぐやるということをしていました。「あの人に連絡しよう」「あの件でMTG入れておこう」「この本買っておこう」「この方向性について経営チームで話そう」など本当にいろいろなアイデアがアクションとして生まれますが、行動しなければ何も現実は変わりません。今すぐできないことでもカレンダーに予定を入れて「これについて考える時間を確保!」みたいにするアクションもしていきましょう。5.ダメ絶対!セッションの価値を短期でコスパ勘定しない!(業界課題だなと思いますので声をあげておきます)逆に一番やってはいけないことは「セッション1回あたりの価値をコスパ勘定すること」です。「1時間話して5万円?10万円?そんなにこの会話に価値ってあるかな?この5万円別のことにつかったほうがよいかも?」なんて考え出すのは一番最悪なケースです。(セッション1回ごとに単価が設定されているケースがほとんどなのでその値付け方法自体に問題があるような気もします。しかしそれが標準なので仕方ないとも感じます。)しかし、上記に記載した通り「セッション時間にどんな価値があったかどうか」よりも「セッション外でいかに行動、気づきを増やせたか?」が大事です。セッション時間外の意識、行動により、効果も価値も変わるのがコーチングです。例えば、ライザップに半年50万円支払った人は「1回のトレーニングっていくらなんだろう?」と1回あたりのコスパ勘定をするのではなく「50万投資したんだから、絶対結果を出すぞ!」と結果にコミットしますよね。それと同じで、「こんだけ投資しているんだから、それ以上の価値を絶対に生み出すぞ、未来にこうなるぞ!」と決めることが重要です。1回1回のセッションの単価を気にするのではなく、投資回収すると決めて、そうなる未来が現実になるように、あれもこれも行動していく姿勢が何より重要です。もし本当にコーチングをどう活用していいかわからなくなったら、素直にコーチに聞いてください。「どんなふうに活用している人が価値を実感していますか?逆にうまく活用できてない人はどんな特徴がありますか? 受け身ではないほうがいいというのはわかるのですが、初めてコーチングを受けるのでよかったらいろいろと事例や活用方法を教えてください」と言えば、大抵のコーチは教えてくれると思います。(聞かれない限りこっちからは教えないというスタンスのコーチの人もいたり、とにかく行動させるスタンスのコーチもいたりと様々なので、こっちから聞いちゃうのが早いです。8. 実際に私が4年間コーチングを受け続けて感じたインパクト私自身、エグゼクティブコーチングを2020年から4年間受け続けており、その経験を通じて得た気づきや変化について、具体的にお伝えしたいと思います。エグゼクティブコーチングを長期的に受けることで、自分の内面がどのように成長し、ビジネスにどのような影響を与えたのかを知っていただければ、コーチングの本当の価値を実感できるでしょう。より詳細な私の体験談は以下を参照してください。(コーチングを受けてビジネスめっちゃ伸ばしましたという実例を聞く機会も少ないと思うので)4年間コーチング受けて業績10倍達成した時、実際何をコーチと話していたのか?事業を加速させる3つのテーマとは?【エグゼクティブコーチング活用事例】「土日を充実させたい」から始まった人生最大のターニングポイント【エグゼクティブコーチング活用事例】1. 業績の飛躍的な向上コーチングを受け始めた当初は、「何となくもっと充実したい」という漠然とした気持ちが出発点でした。しかし、コーチングを通じて自分の内面を掘り下げ、目標やビジョンが明確になるにつれて、事業の業績が飛躍的に向上していきました。私が当時担当していたビジネスは、業績が5年で10倍成長しました。これは間違いなくエグゼクティブコーチングの継続的なサポートのおかげです。特に、業績が伸びた理由の一つは、コーチングを通じて意思決定の質が高まったことです。以前は、組織トピックについてもやもやしながら問題を先送りにしていたことが多かったのですが、コーチとの対話を通じて自分の思考や感情を整理し、冷静かつ論理的に判断できるようになりました。その結果、組織作り、ビジネスの方向性や戦略にブレがなくなり、確実に前進することができました。2. 自分自身の成長と変革業績の向上だけでなく、私自身の内面的な成長もコーチングの大きな成果の一つです。コーチングを通じて、自分の価値観や思考パターンを再確認し、さらに深く理解することで、自己変革が進みました。特に、自分の「思い込み」や「固定観念」に気づき、それを打破することで、新たな視点や行動が取れるようになったのは、大きな変化でした。コーチングでは、表面的な問題にとどまらず、私が無意識のうちに抱えていた制約や限界を取り除くためのサポートを受けました。例えば、ある時期には「これ以上ビジネスを拡大するのは難しい」という漠然とした不安がありましたが、コーチとの対話を通じてその不安の根源に気づき、それを解消することができました。その結果、新しい挑戦に対する恐れが消え、ビジネスのさらなる拡大に踏み切ることができました。3. 自己理解の深化によるリーダーシップの向上コーチングを受けることで、私は自分自身をより深く理解することができました。それによって、リーダーとしての役割も大きく変わりました。以前は、リーダーシップとは強い指示を出すことだと思っていましたが、コーチングを通じて「傾聴/共感/内省/問いの設定」の重要性に気づきました。社員や経営メンバーとのコミュニケーションが円滑になり、彼らの意見や感情をより深く理解できるようになりました。また、自分のリーダーシップスタイルを確立することで、組織全体のチームワークも向上しました。コーチングを通じて得た洞察により、各メンバーが最も力を発揮できる役割を見つけ出し、それを効果的に配置することができました。その結果、会社全体の生産性が向上し、社員のエンゲージメントも高まったと感じています。(ちなみに、私の会社の理念は「変態を活躍させ、イノベーションの連鎖を起こす」というものですが、これは当時担当していた事業で美容オタク社員が活躍するような関わりをするのがものすごく楽しくやりがいがあったことに起因しています。尖った人、専門家、現状や前提を疑うマインドを持ったイノベーターを支援していく人生の軸ができあがったのもコーチングのおかげです。)4. 長期的な視点を持つことの重要性エグゼクティブコーチングは、短期的な課題解決ではなく、長期的な成長を見据えたプロセスです。コーチングを続ける中で、私は常に5年先、10年先を見据えて経営判断を下すようになりました。これは、日々の業務に追われる中で忘れがちな「未来に対するビジョン」を常に意識するために重要なことです。コーチングを受けることで、自分のビジネスがどう変化し、どの方向に進むべきかを常に考えるようになりました。この長期的な視点を持つことは、ビジネスを成長させるだけでなく、自分自身のライフスタイルや価値観をも含めて未来をデザインするための大切な要素です。たとえ短期的に困難な状況があっても、長期的なビジョンを持つことで、冷静に対処できるようになりました。5. コーチとの信頼関係がもたらす安心感私がエグゼクティブコーチングを4年間続けてこられた理由の一つは、コーチとの深い信頼関係です。コーチは私のことを長期的に見守ってくれており、私の思考の癖や感情のパターンを理解してくれています。これにより、セッションでは自分を偽ることなく、ありのままの自分で話すことができるのです。また、長期的な関係性を築くことで、コーチは私の過去の経験や挑戦を理解しており、その上で次のステップに進むためのサポートをしてくれます。これは、短期間のコーチングでは得られない大きなメリットです。安心感のある環境で話し合うことができるため、私は常に率直な意見をコーチに伝えることができ、それがさらなる成長のための材料となっています。最後に想定以上に記事が長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。私が2020年から4年以上エグゼクティブコーチングを受け続けて感じたインパクトは、単なるビジネスの成長にとどまりません。自分自身の内面的な成長、リーダーシップの向上、そして未来に対する明確なビジョンを持つことができたことは、コーチングがもたらす最大の成果です。エグゼクティブコーチングは、短期的な解決策を提供するものではなく、長期的な成長と自己変革をサポートするパートナーです。ビジネスだけでなく、自分の人生全体を見つめ直し、未来をデザインするために、エグゼクティブコーチングは非常に効果的なツールだと感じています。興味がある方は、ぜひ体験セッションを通じて、その効果を実感してみてください。自分の成長やビジネスの未来に対して、どのような変化が起きるのかを体感できるはずです。◎弊社NonaCanvas、代表「野中祥平」が提供しているエグゼクティブコーチングのサービス紹介は以下より参照ください。(サービス紹介資料あり)https://nonacanvas.co.jp/service◎「ストレス1/2,パフォーマンス10倍を目指せる」メルマガ講座のご案内「ストレス1/2、パフォーマンス10倍のコツ」が7日間で学べる人気講座です。登録は無料です。コーチングに興味がある方、自分の内面と向き合う必要性を感じてる方、時代の変化に合わせてアップデートができておらず停滞気味な方、などに特に役にたつ内容となっています。上記画像もしくは、以下URLをタップしてください。https://nonacanvas.co.jp/ManagementMentality2mail