こんにちは、インフルエンサー専門ビジネスコーチ「のなさん(@nonanona_tr)」です。今回のテーマは「なぜインフルエンサーはSNS発信コンセプトを見直し続ける必要があるか?」について解説します。インフルエンサーがSNS発信コンセプトを見直す時インフルエンサーとして活動を始めた初期の熱意は、時間と共に変化することがあります。ライフスタイルの変化、社会のニーズの変化、そして何よりも自分が大切にしたい価値観の変化によって、インフルエンサーとしてのコンセプトは定期的に見直されるべきです。会社でいえば、経営方針は数年おきに変わることが一般的です。それと同様に、インフルエンサーとしての発信コンセプトも、時と共に見直していくべきだと私は考えています。見直した結果、変えた方がいいケース自身のサービスや商品を作った時一番変更すべき瞬間は自身のサービスや商品が出来上がった時です。これまで無料で発信していた情報を、有料のサービスや商品に繋げることが重要になります。この過程で、自身の発信コンセプトを見直すことで、フォロワーがサービスや商品の価値を理解しやすくなります。例えば、あなたがライフスタイルに関する情報を発信してきたとしましょう。しかし、新しくリリースするサービスが、特に「健康的なライフスタイル」に焦点を当てたものであれば、それまでの一般的なライフスタイルから「健康」に重きを置いた発信にシフトすることが望ましいでしょう。こうすることで、サービスへの導入がスムーズになります。また、有料サービスへ誘導するための情報発信は、一部恐怖心を抱きやすいものです。無料での情報発信がフォロワーに好評であれば、有料にシフトした際にフォロワーが減るのではないかという懸念も理解できます。しかし、フォロワー数が多ければ良いというわけではありません。あなたが提供する価値を理解し、それに投資をしたいと考えるフォロワーこそが、あなたのビジネスにとって本当に重要な存在です。フォロワー数が多ければ多いほどPR案件の単価は高くなるのがこれまでの時代でしたが、アルゴリズムの影響もあり、かなずしもフォロワーが多いことがポジティブではないという判定をされることは今後でてくると思われます。一部のエンタメ系のインフルエンサー、芸能人以外は規模の拡大だけに囚われたSNS運用からは脱出すべきです。フォロワーの需要やトレンドの変化インフルエンサーが発信コンセプトを見直す別の理由は、フォロワーの需要やトレンドの変化に対応するためです。これらの変化に敏感であることは、魅力的なインフルエンサーであるために重要な要素です。SNSのトレンドは、プラットフォームのアルゴリズムの変化や新機能の登場などによって絶えず変動します。例えば、InstagramのリールやTwitterの長文ツイートが優遇されるような変化があった時、それに応じてコンテンツ形式やスタイルを見直すことは賢明です。また、社会全体の価値観や世論の変化にも注意を払い、発信する内容を更新することが求められます。あなた自身が飽きそうだと思った時そして最後に、あなた自身が飽きないことも重要です。自身の発信に飽きてしまった時、それはビジネスやサービスを作るべきタイミングかもしれません。インフルエンサーの活動は時には数字に振り回されがちですが、自分自身が楽しめること、自分自身が情熱を持って発信できることこそが、長期的に活動を続け、成功するための秘訣と言えるでしょう。見直した結果、変えない方がいいケース自身の発信の軸を変えたくない場合あなたが発信するメッセージの核、つまり「軸」は自身のパーソナリティや信念が大きく反映されています。これが強く、あなた自身がそれを大切に思っている場合、発信コンセプトを大きく変える必要はありません。この軸があなたのフォロワーに共感を生み、彼らがあなたをフォローする理由になっているからです。たとえば、あなたが「持続可能なライフスタイル」について発信しているとしましょう。このテーマはあなたにとって非常に重要で、そのメッセージを通じて人々の生活を変えることが目的であるとします。この場合、この軸を変えることなく、その周りでさまざまなトピックやアプローチを探ることが可能です。その一方で、このテーマに関連しない新しい商品やサービスを提供する場合でも、その商品やサービスがどのように持続可能なライフスタイルに貢献するのかを明確にすることで、軸を保ちつつビジネスを展開することが可能です。ターゲットを変えたくない場合あなたが特定のターゲットを明確に設定している場合、そのターゲットを変えずに発信コンセプトを保つこともあります。彼らはあなたの情報を求め、あなたの商品やサービスを購入する可能性が高いなら大きく変える必要はないでしょう。たとえば、あなたが「ワーキングマザー」をターゲットにしたコンテンツを発信しているとします。その中で、あなたはワーキングマザーが直面する問題について話し、その解決策を提供しています。この場合、ターゲットを変えずに発信コンセプトを保つことで、そのターゲットとの関係を深め、そのニーズに対して最も効果的に対応することができます。以上の二つのケースを見ると、発信コンセプトを見直した結果、変える必要がない場合があることがわかります。しかし、これは一概に発信コンセプトを変えない方が良いというわけではありません。時と場合により、変えるべきかどうかを見極めることが重要です。また、一つの軸を保ちつつ、その周りでさまざまなトピックやアプローチを探ることで、新たな視点や情報を提供することが可能です。これは、あなたの発信が新鮮さを保ち、フォロワーが常に新しい情報を得ることができるようにするために重要です。発信コンセプトの3要素をそれぞれ見直す誰に発信するかまず見直すべき要素は、「誰に発信するか」です。これは、あなたの発信の対象、つまりターゲットを指します。元々あなたがターゲットに設定していた人々が、現在もあなたのコンテンツに対する興味を保っているかどうかを定期的に見直すことが重要です。あるいは、新たなターゲットを追加したい、または変更したいと思うかもしれません。ターゲットが変わると、それに伴い発信内容やスタイルも変わる可能性があります。例えば、あなたが20代の若者に向けて発信していたが、より広範な年齢層に対する情報提供を考えるようになった場合、メッセージやコンテンツの表現方法を見直すことが求められるでしょう。例えば、メインとサブのターゲットを設定するみたいに、ターゲットを広げるというのはフォロワーが増えてきたインフルエンサーにとって取り組みやすい考え方の1つです。何を発信するか次に、「何を発信するか」です。これはあなたが共有したい情報やメッセージの核心を指します。あるテーマについて継続的に発信していくことで、その分野のエキスパートとして認識される可能性があります。しかし、同じテーマに固執するあまり、他の重要なトピックや新たな視点を見逃すことはありませんか?見直しの際には、現在のメッセージがまだターゲットに響いているか、あるいは新しいトピックや視点を取り入れることで更なる興味や関心を引きつけることができるかを考えてみましょう。例えば、「持続可能なライフスタイル」について発信しているあなたが、新たに「エシカルな消費」についても話題にすることで、あなたの発信の幅を広げ、さらに深みを持たせることができます。このように、コアとなるコンセプトはありつつも、ターゲットが関心のある周辺ニーズに関しても発信をしていくのはとても有効な考え方の1つです。どのように発信するか最後に、「どのように発信するか」です。これはあなたのコンテンツのスタイルや形式を指します。時には新たな表現方法やコンテンツの形式を試すことで、ターゲットに新鮮な印象を与え、更なるエンゲージメントを引き出すことができます。また、SNSのアルゴリズムやトレンドが変わることにより、ある種のコンテンツが優遇される傾向があります。例えば、インスタグラムではリール動画が、Twitterでは長文ツイートが優遇される傾向があります。そのような傾向を理解し、それに合わせてコンテンツを調整することで、より多くの人々にあなたのメッセージを届けることが可能となります。ここで大切なのは、これらの要素を一度に大きく変えるのではなく、一つずつ、徐々に見直していくことです。大幅な変更はフォロワーにとって混乱を招き、結果的に彼らを遠ざけてしまう可能性があります。あなた自身も、変更の影響を把握しやすいよう、一つずつ要素を見直すことをおすすめします。大事なのは、変化に適応し続ける姿勢を忘れないこと。変化を仕組み化することフレキシブルな軸を保つ軸がブレるというと、ネガティブな印象を受ける人も少なくないでしょう。しかし、真の軸というのはフレキシブルさと柔軟性を内包しています。安定した軸があるからこそ、軸足以外の足を自由に動かすことができます。これは、例えばバスケットボールで、軸足がしっかりしているからこそ、もう片方の足が自由自在に動くようなイメージです。発信コンセプトのフレキシビリティ発信コンセプトというものが全てを固定化することが正義ではありません。一部を固定しながら、他の要素を変えていく柔軟性が重要です。常に新しいことを試し、実験的な姿勢を保つことが、発信を長期間楽しむ秘訣となります。コーチングを活用して、内省と自己問いかけを仕組み化する自分の発信を俯瞰すること、心の中にある微かな違和感を言葉にし、真にこれでいいのかと自己問いかけすることは、一人で行うのは難しいものです。コーチングを通じて自分の発信を定期的に見直したり、何か違和感を感じたらそれを表現し、変化に向けた種まきをするのは、とても有効な手段です。私のクライアントの中にも、発信コンセプトの見直しは定期的に話題に上るテーマです。その場で結論が出ない場合でも、次のアクションを設定し、新しい発信を試してみることが重要です。変化を辞めないことが、発信者としての成功に繋がります。こういった継続的な変化を必要とする人々に対して、コーチングは大きな貢献を果たすことができます。コーチングは、見直しのプロセスを助け、違和感や不安を対話を通じて明らかにし、次のアクションにつなげる手段を提供します。変化に適応し、発信の質を向上させ続けるためには、このような仕組み化されたアプローチが有効となります。なお、海外では「変化に適応し続ける」という観点で、経営者がコーチングを活用することは一般的です。同様に、インフルエンサーがコーチングを活用する事例も増えてきています。日本ではまだコーチング自体が普及しきっていない印象ですが、エグゼクティブへのコーチング導入は増えてきています。やがて「変化し続けることを仕組み化して、定期的に時間を確保することは重要だ!」と感じたインフルエンサーがコーチングを活用していくという流れがくると私は感じています。まとめ:時代の変化&自分の変化に合わせてコンセプトを見直し続ける時代の流れとともに、自分自身や世の中の価値観も変わります。その変化に対応して、発信コンセプトを見直すことで、より多くの価値を提供できるインフルエンサーとなることが可能です。そして、その過程で自分が飽きないように、新しいチャレンジを続けることが重要です。いずれにせよ、自分で新しい種まきをしていくことで、長期的にインフルエンサーとしての成長を実現できます。会社で経営方針を立てることができるのは社長だけであるように、SNS発信において方針を見直しができるのはインフルエンサーさん、あなた自身しかいません。どういった方針で発信をしていくのか、時々見直してみてくださいね。↓PRアフィ依存から脱却したいインフルエンサー向けに、自社商品で月100万を目指すメール講座やってます。登録はこちらから