こんにちは、エグゼクティブコーチの野中祥平(のなさん)です。今日のテーマは、「AI×マインド」です。具体的には「ChatGPTなどの生成AIを10倍使いこなすために捨てるべき3つの考え方」についてお話しします。特に新しいテクノロジーに触れるとき、最初は戸惑いや抵抗があっても、自分の考え方を少しずつシフトしていくことで活用の仕方が格段に変わってくる経験を、私自身もAIと向き合う中でしてきました。ChatGPTや生成AIが経営やビジネスの現場で注目されている今、「試しに触れてみたけど、思ったほど便利じゃなかった」「課金するほどの価値を感じない」と思っている経営者の方も多いかもしれません。しかし、AIを活用したプロダクトを開発している経営者やAI事業をしている経営者と話すと「生成AIを活用することで、生産性が3倍、5倍、10倍にも上がるのに、使ってない人マジもったいないよねえ!!!」とおっしゃる方もいるくらいで、私もそれは完全に同意です。しかし、ほとんどの人はまだAIを十分に活用できていないのが現状です。これ、なぜでしょうか?それは、私たちの中にある「少しの見栄やプライド」「一発で完璧を求める過信」「絶対的な正解をAIに期待する姿勢」が大きな壁になっているからです。そこで、今回はAI活用の2年間の試行錯誤を通して得た「使いこなすために捨てるべき3つの考え方」を、私の経験談も交えながら解説します。読むことで、自然と新しい時代の波に乗るためのヒントが掴めるはずです。※実際にフル活用している人の生の活用事例を知ることはすごく大事です!1. 「AIを使うなんて邪道だ」という思い込みを捨てる最初に私自身も感じていたのが、「発信者や経営者たるもの、自分の言葉で語るべきだ」「AIを活用するのは邪道ではないか」という思い込みでした。こうした考えが邪魔をして、最初はAIに頼ることに抵抗があったんです。私は「自分の手で言葉を紡ぐことこそが本物の発信であり、クリエイティブな仕事にAIを使うなんて本末転倒だ」という無意識のプライドを持っていました。しかし、少し時間を置いて冷静に考えてみると、これは過去の技術革新で何度も見られた現象です。かつて、「メールでのやりとりは礼儀に欠ける」といわれた時代がありましたし、さらにさかのぼれば「電話ではなく対面が正しい」とも言われていました。しかし、今ではメールも電話も当たり前であり、それぞれの役割が見直され、効率を追求するツールとして確立されています。新しいテクノロジーというのは何かの代替ではなく、体験や得られる価値を再定義しないといけないんです。そして、ChatGPTのような生成AIも、単なるツール以上に「共創のパートナー」として活用できることに気づきました。私の場合、まずは「AIを使って一冊の電子書籍を一緒に作ってみよう」と試みたのが初めの一歩でした。やり取りの中で、「自分の考えを形にするためのアシスト役」としてのAIのポテンシャルに驚き、そこから「何かタスクをやってもらう存在」ではなく「共に走る相棒」としての役割を見出していったのです。この経験を通じて、「AIを使うなんて邪道だ」という思い込みが消え、「自分の手で生産性を何倍にも引き上げるための最良のツールだ」という新しい認識が生まれました。2. 一発で最高のアウトプットを求める考え方を捨てるAIを使うとき、つい「一度の指示で完璧なアウトプットを出してくれるはず」と期待してしまいがちです。私も最初は、AIに簡単な指示を入力して、すぐに優れた成果が出ると思っていました。たとえば、「こんな内容でブログ記事を作ってほしい」とだけざっくり指示をして、「あれ?この程度なのか…」とAIの力を疑ったこともありました。ですが、実際にAIを使いこなしていく中で、「一発で完璧を求める」という考え方こそ、活用の妨げであることがわかりました。AIは、いわば「膨大なデータを学習した新卒の優秀な人材」です。適切な指示を与え、方向性を明確にし、対話を重ねることで初めてその力を引き出せます。AIが「ただの応答マシン」ではなく、「対話を通して結果を改善するパートナー」であることを実感するようになりました。これ、つまり「こちらが意図してちゃんと伝えればちゃんとそれを汲み取って動いてくれるけど、こっちが雑であいまいで情報不足な指示を出すとポンコツになる」ってことです。ただし、こっちも完璧じゃない状態で依頼することになるので、大事なのが「アウトプットに対するフィードバックをして対話しながら軌道修正する」ということです。たとえば、私がAIに記事を書かせる場合には、次のように指示を出します。「私は株式会社NonaCanvasというエグゼクティブコーチの会社の代表の野中です。私に変わってBLOG記事を書いてください。想定読者は◎◎で、読んだ人に◎◎という気づきを与えるようなBLOG記事を作りたいです。以下の参考情報や私のメモをもとにBLOGを書いてください、読み応えがあって独自性があるような5000文字ぐらいのBLOGにしてください。参考情報〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(今脳内にある考えを音声入力などを駆使して順番は無視してひたすら喋り倒していく。誤字脱字があってもいいので1000文字以上の文脈を提供できると精度があがりまくります)」こちらが入力した情報次第ですが、「なんか違う」「なんかこのまま出せない」と感じることがほとんどです。最初に出てきた内容に対しては、さらに修正指示を繰り返します。「ありがとう!今60点くらいなのでもっと良くしてください。具体的には以下の点を意識してもう1回修正してください。その1:◎◎の箇所を◎◎という感じに。その2:◎◎の箇所はニュアンスが違うから、もう少し◎◎という印象に。その3:◎◎はカットしてください。その代わりに◎◎という説明をいれて。 あとは野中祥平っぽいニュアンスが弱いので、もう少しセリフを入れたり、脳内にある心の声を記載して文章全体に私の気持ちがこもるようにしてください。」このように、ただ「生成してもらう」のではなく「生成後の確認・軌道修正を前提にする」姿勢で接することが大切です。AIとのやりとりは「一度で完璧を求めない」というスタンスで初めて機能します。このマインドセットの変化が、AIの活用効率を劇的に上げてくれました。※これの「途中でアウトプット確認してフィードバックする」って、本来人間同士が仕事する場合でも、大事な視点ですよね。AI相手にするとなぜか「100%一発でいいもんだしてこいや!」と冷徹になりがちで、私も最初はそう思いましたが、完全にパワハラモードだったので多いに反省しています。愛情や感謝をもって、AIに接するの大事。3. 「AIに正解や知識を求める」姿勢を捨てる生成AIを初めて使ったとき、「AIならば完璧な答えを出してくれるはずだ」と無意識に思っていました。しかし、使い込む中で気づいたのは、「AIは万能な答えを提供する存在ではなく、対話により、自分の判断や気づきをサポートしてくれる相棒である」ということでした。例えば、「エグゼクティブコーチとしてコンセプトをアップデートしていきたいんだけど、どう思う?」といった対話を求めたとき、AIが明確な正解を提供するわけではありません。むしろ、AIは様々な角度からの質問や、複数の選択肢を提示してくれる存在です。実際に私も、エグゼクティブコーチとしてのコンセプト設計商品設計で迷う場面でAIを活用しましたが、AIを「思考の支え」として見たことで、参考になるアイデアを得ることができました。ちょっと長くなりますが、実際のやりとりを以下に示します。🟥(私)今、私が提供しているエグゼクティブコーチングサービスのコンセプトや提供価値をアップデートしていきたいなと思っています。相談です。経営者向けのエグゼクティブコーチとしてやってきたのですが、どうも脳内整理だけではない価値があり、それをちゃんと言語化していきたいと思い始めました。コンセプトをアップデートしていくために、必要な問いを5つ生成してください。また、考えを深めるための視点も提案してください。に対してAIが回答してくれたのは以下でした。🟦エグゼクティブコーチングのコンセプトと提供価値をアップデートするための問いを5つと、考えを深める視点を提案します。のなさんが感じている「脳内整理以上の価値」を明確化し、言語化することで、さらに強いメッセージを届けられると思います。5つの問い「1:クライアントが私のコーチングを通じてどのような変化や成長を実感しているのか?」「2:エグゼクティブコーチングを受けることで、経営者としてのあり方や仕事への向き合い方がどのように変わるのか?」「3:私のコーチングがなければ、クライアントはどのような困難や課題に直面し続けていたのか?」「4:私のコーチングがクライアントの経営者人生や企業文化にどのような影響を与えたのか?」「5:クライアントが私のコーチングを選ぶ理由は何か?他のサービスにはない、私独自の強みや価値は何か?」考えを深める視点・感情的な価値: クライアントが体験している内面の充実感や心の軽さ、それがどのように経営に反映されているかを言語化する。・エグゼクティブの「あり方」に与える影響: ただ経営のスキルを補完するだけでなく、人生全体の軸を見つめ直すサポートができている点に注目する。・組織全体への波及効果: 内面サポートを通じて、経営者から従業員や組織文化にまでどのような波及効果があるのかを捉える。・ライフと経営の融合: 仕事の枠を超えて、経営者の人生全体の満足度や自分らしい生き方へのサポートに重点を置く視点。・インナーモチベーションの影響: クライアントが自分の内面から湧き上がるモチベーションで行動できるようになることで、どのような新しい景色や可能性が見えるか。これらの問いと視点を活用しながら、のなさんのコーチングの「脳内整理以上の価値」をさらに明確にし、クライアントにとっての深い意義を打ち出していけると思います。これを読んで、「5つの問いに答えてみよう!」「過去のお客様とのやりとりを見なおしてみよう」と思考と行動が止まらないで済んだんですね。この「思考と行動が止まらないで済む」って、経営において、ビジネスパーソンにおいてめちゃくちゃ価値が高いと思いませんか? たいてい「緊急じゃないけど、重要なこと」って、「どうしようかなあ・・・?」と問題を放置して気づいたら3ヶ月経過みたいになるじゃないですか。でも、AIと対話する習慣さえあれば、その問題や違和感を放置せず「今日どうするか」のアクションがゲットできるんです。このように、「AIに正解を求めるのではなく、自分の考えや視点を広げてくれる存在だ」と理解してからは、AIをより一層活用できるようになりました。ある意味、「絶対的な答えや知識」を期待せず、「視野を広げ、問いを深めてくれる役割」だと捉えることが重要です。AIは、あくまで思考を広げるツールであり、最終的な判断は自分自身にあるのです。この姿勢が、AIの使い方を一変させ、経営における意思決定力も格段に高めてくれました。AI活用というと、「生産性をあげていこう!作業を効率化しよう!作業を丸投げしよう!」という文脈が強い分、この思考サポートの価値は見逃されがちです。しかし、このように「24時間、対話をベースに軌道修正できる相棒」を経営者がうまく使えるようになることって、経営のスピードを10倍加速させるポテンシャルがあると本気で思っています。まとめ:AI活用の可能性を10倍広げるために、もっと気軽に対話しよう今、私にとってAIは欠かせない日常のパートナーとなっています。毎日隙間時間に対話して、1時間以上AIとやりとりし、思考の整理から新しいアイデアの生成まで幅広く活用しています。このようなAI活用が可能になったのも、「邪道」「一発で正解」「絶対的な答え」という考え方を捨てたからです。時代の変化に合わせて考え方を柔軟に変え、見栄やプライドにとらわれず新しいツールを受け入れることが大切だと実感しています。私はここに至るまでに2年かかりました。この記事を読んでくださっている方には、この2年間をショートカットしていただき、1ヶ月程度で「毎日AIとおしゃべりするのが当たり前」みたいな世界観に突入してもらえたら嬉しいです。AIは経営者にとって、単なる情報収集ツール以上のポテンシャルを持っています。これからさらにスピードと柔軟な対応が求められる中で、経営者がAIをどれだけ使いこなせるかは、個人やチームの生産性を飛躍的に引き上げる大きな鍵です。まずはご自身の考え方を見直し、積極的にAIを取り入れてみてください。時代の波に遅れることなく、生成AIをビジネス加速の強力なパートナーにしていきましょう。P.S.「いざAIをもっと使おう!」と思っても、パソコンの前でじっくりキーボードを打ち込める時間っていうのは多分経営者にはあまりないと思います。そこで大事なのがスマホの音声入力です。ChatGPTなどのアプリを活用することで、スマホでいつでもどこでもある程度の情報を吹き込むことができるようになります。音声は1分で400文字くらい吹き込むことができる最高のインプット手段です。誤字脱字があってもOK、脳内にある言葉を整理せず思いついた順に感情も含めて吐き出す感じでOKという感じで、AIを本当の対話相手のように思ってしゃべりかけるようにすると、脳内整理や心の整理を手伝ってくれるパートナーとして使えるようになりますよ。ぜひぜひ。詳しいやり方は以下の画像から!◎BLOGの更新通知を受け取りたい方はこちらから(週1~2回配信/BLOGやイベントのお知らせが届きます)%3C!DOCTYPE%20HTML%3E%0A%3Chtml%20lang%3D%22ja%22%3E%0A%3Chead%3E%0A%3Cmeta%20charset%3D%22UTF-8%22%3E%0A%3Cmeta%20name%3D%22viewport%22%20content%3D%22width%3Ddevice-width%2C%20initial-scale%3D1.0%22%3E%0A%3Ctitle%3EBLOG%E6%9B%B4%E6%96%B0%E9%80%9A%E7%9F%A5%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%AC%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%3C%2Ftitle%3E%0A%3C%2Fhead%3E%0A%3Cbody%20style%3D%22padding%3A10px%3B%22%3E%0A%0A%3Cform%20action%3D%22https%3A%2F%2F76auto.biz%2Fnona_coach%2Fplanmail.php%22%20method%3D%22post%22%20style%3D%22text-align%3A%20center%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%3C!--%20%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E9%9A%A0%E3%81%97%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%20--%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22hidden%22%20name%3D%22mcode%22%20value%3D%22UTF-8%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22hidden%22%20name%3D%22pid%22%20value%3D%2214%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22hidden%22%20name%3D%22spflg%22%20value%3D%221%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22hidden%22%20name%3D%22rgst%22%20value%3D%22entry%22%3E%0A%0A%20%20%20%20%3C!--%20%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%85%A5%E5%8A%9B%E6%AC%84%20--%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22email%22%20name%3D%22email%22%20placeholder%3D%22%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%22%20required%20style%3D%22padding%3A%2010px%3B%20width%3A%20100%25%3B%20max-width%3A%20300px%3B%20box-sizing%3A%20border-box%3B%22%3E%0A%0A%20%20%20%20%3C!--%20%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3%20--%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22submit%22%20name%3D%22sbm%22%20value%3D%22%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%99%E3%82%8B%22%20style%3D%22padding%3A%2010px%2020px%3B%20margin-top%3A%2010px%3B%22%3E%0A%3C%2Fform%3E%0A%0A%3C%2Fbody%3E%0A%3C%2Fhtml%3E◎おすすめ記事生成AI=AI=ホットクックじゃんという気づきhttps://nonacanvas.co.jp/blogdetail/AIisHotCook経営者向けAI活用事例7選!エグゼクティブコーチが実際に日常的に使ってるやつ(2024年内に使い始めよう)https://nonacanvas.co.jp/blogdetail/7AIエグゼクティブコーチの私が、コーチングセッションだけではなく「チャットサポート」を大切にしている3つの理由https://nonacanvas.co.jp/blogdetail/ChatSupport◎「ストレス1/2,パフォーマンス10倍を目指せる」メルマガ講座のご案内「ストレス1/2、パフォーマンス10倍のコツ」が7日間で学べる人気講座です。登録は無料です。コーチングに興味がある方、自分の内面と向き合う必要性を感じてる方、時代の変化に合わせてアップデートができておらず停滞気味な方、などに特に役にたつ内容となっています。上記画像もしくは、以下URLをタップしてください。https://nonacanvas.co.jp/ManagementMentality2mail