こんにちは、エグゼクティブコーチの野中(のなさん)です。今回は特別企画として、実際に半年以上コーチングを受けられている経営者の方にインタビューを行いました。僕自身はコーチングを受け始めて5年以上が経過しており、「続ければ続けるほど、どんどん軌道修正できて、新しい扉が開き続ける」メリットを日々感じています。ただ、どうしてもコーチングは時間経過と効果実感がイメージしにくいものですよね。そこで今回は、半年以上コーチングを継続されている経営者の方に、率直にその効果やメリット、他のサポート手段との違いについて語っていただきました。コーチングに興味をお持ちの方、タイミングを検討されている方にとって、リアルな体験談として参考になれば幸いです。(NEW!!) NotebookLMによる要約学習オーディオAIが作成した補足学習用のオーディオです。自動生成なので精度や質はまだ探索中ですが、補足的に耳から気づきを得たい人はご活用ください。スリーセンテンスインタビュー要約半年以上コーチングを継続している経営者へのインタビューから、「話せない悩みの解放」「モヤモヤの見える化」「行動の高速化」という具体的な変化が明らかになり、特に「自分には迷いがないが経営には迷いがある」という経営者特有の課題に対する効果が浮き彫りになった。一般的な経営コンサルや経営塾が「こうすべき」という外部の型を押し付けがちなのに対し、エグゼクティブコーチングは「自分らしさを保ちながら思考の枠を外す」ことで、売上中心ではなく自分の世界観ベースでの経営を可能にする点が大きな違いとして挙げられた。メンターやアドバイザーの一方的な指導関係とは異なり、「一緒に作っていく」共創関係によって経営者が「経営者らしく」ではなく「自分らしく」経営できるようになることが、コーチングの本質的な価値であることが実体験を通じて語られた。インタビュー開始野中: 本日はお忙しい中、ありがとうございます。まず、コーチングを受けられてどれくらい経過しましたか?クライアント様: 2024年の11月頃から開始しているので、半年以上が経過しています。野中: ありがとうございます。では、コーチングを受ける前の状態について振り返ってみましょう。こちらのチェックリストで、当時どの項目に当てはまっていたか教えていただけますか?コーチング開始前のチェックリスト結果クライアント様: かなり多くの項目に当てはまっていました。数えてみると20個中、15個くらいでしょうか。具体的には次の項目です。(太字、下線が当てはまっていたこと)<経営者の悩みチェックリスト>✅数年以上の経営経験があるが、直近1〜2年で"停滞感"を覚えている✅過去の成功パターンが通用しにくくなっている感覚がある✅一日中会議やタスクでスケジュールが埋まっており、「深く自分と向き合う時間」がほとんどない✅時代の変化(AI、SNSなど)に適応していきたいが、具体的な行動に移せていない✅経営の判断に迷いが出てきて、頭の中がモヤモヤとしている「自分がもっと頑張れば解決する」と思いがちで、チームの力を十分に活かせていない✅チーム・組織・人間関係に悩みが増えてきて、以前ほど情熱を注げていない✅周りからの期待や要求に応えることに追われ、本来の経営の楽しさを見失いがちである✅注力プロジェクトが思うように進捗しなかったり、メンバーとの認識相違でイライラする社員の失敗に対して、すぐにイライラしたり落胆したりする社内やお客様との間でトラブルが発生して、心身ともに疲弊している✅社長なのに、過度に人間関係に気を使いすぎて遠慮してしまったり、エネルギー消耗が激しい✅一人で経営合宿やカフェにこもって思考整理しようとしても、脳内がとっ散らかってしまう新しいアイデアを思いつく頻度が以前より減っている✅会社の成果に満足感を得られず、「まだまだ足りない」と感じることが多い成功したときでも、すぐに次の目標を考えてしまい、喜びを十分に味わえない✅「前年割れ」に対する恐怖心があり、数字が悪い時や停滞期に強い自己否定感を感じる✅家族との時間や自分の趣味の時間を犠牲にしている感覚がある✅誰にも相談できない孤独感があり、これからの時代に合わせた変化が必要だと感じている✅新しいインスピレーションを求めて、占い・書籍・セミナー・経営塾などに手を出してみてもピンとこないクライアント様: 今だともっと項目は減っていると思います。特に組織内部のことにエネルギーを取られていた状態から、かなり外向きに意識が変わりました。コーチングの価値について野中: では、2024年9月頃のコーチングを受ける前の自分に、野中のコーチングの価値をお伝えするなら何と伝えますか?クライアント様: 絶対に「コーチングを受けた方がいいよ」とお伝えします。実際に受けてみないと、その良さは理解できないと思うからです。話せない悩みの解放まず、経営者って話せないことがたくさんあるんです。それを口にすることで会社の方向性が決まってしまうかもしれないとか、まだ形になっていないアイデアとか、誰に相談したらいいかわからない悩みとか。そういったことを「出せる」場所があるというのが、最初の大きな価値でした。安心して話せる環境があることで、心の重荷が軽くなりました。モヤモヤの見える化話すことによって、自分が何に悩んでいるのかがはっきりわかるようになります。今まではモヤモヤしていたものが見える化され、整理されていく感覚がありました。個性と思いの明確化自分の個性や、どういう思いを持って経営しているのかが明確になります。それによって心が軽くなり、自分らしい経営への道筋が見えてきました。行動の高速化元々行動は早い方でしたが、さらに行動が速くなりました。以前は全体的に停滞気味でしたが、「やってみて作っていけばいい」という感覚が身につき、迷いが減ったことで即行動に移せるようになりました。他の経営サポート手段との違い野中: 野中のコーチングは、他の経営サポート手段(経営塾やコンサルなど)と何が違うと感じますか?クライアント様: 最も特徴的なのは、思考の枠を外しても「自分らしさ」を失わないことです。これがとても興味深い点でした。自分らしさを保ちながらの変化普通の経営コンサルだと「御社はこうした方がいい」という形で、その人なりの外し方を提案されることが多いです。でも野中さんの場合は、自分を持ったまま「確かにそうですね」という形で枠を外すことができます。他人の視点が入りつつも、最終的には「これいいんじゃないですか」という承認を得られる感覚があります。それが愛情や勇気をもらうということだと思うんです。反対されない安心感通常、新しいことを考えると周囲から反対を受けることが多いんです。会社の中でも「それはこうだと思うよ」といった形で。でもこのコーチングではそういうことがありません。そこが大きく違います。相互学習の関係性野中さん自身も豊富な経験をお持ちで、セッションの中で新しい視点や学びを得ている様子が伝わってきます。私の話だけを聞くのではなく、「そうなんですね」という発見を野中さん自身も体験されています。これは一般的なコーチングとは明らかに違う特徴だと感じています。経営者特有のコーチングの必要性野中: 経営者にとって、コーチングが特に必要な理由は何だと思いますか?クライアント様: 一般的なコーチングは自分自身に焦点を当てがちですが、経営者の場合は「自分には迷いがないが、経営には迷いがある」という特殊な状況があります。経営者特有の迷いの構造自分という人間に対しては確固たるものを持っているけれど、自分の経営に対しては迷いがある。これが経営者特有の状況なんです。売上中心アプローチの限界売上中心の雛形で考えると、どうしても自分のやりたい方向とはずれやすくなります。確かに売上は達成できるかもしれませんが、達成した後の世界が自分の望む世界観ではない。そのため、どこかで拒絶反応を起こしてしまい、しっくりこない状態が続いていました。世界観ベースのアプローチ一方で、自分が作り出した世界観をベースにすれば、そこに至る道筋は自由度が格段に上がります。そのやり方も自由ですし、コーチングで話すことによって、その自由度をうまく整理できるようになります。メンターやアドバイザーとの違い野中: エグゼクティブコーチングは、メンターやアドバイザーとの違いはありますか?クライアント様: 一般的なメンターは、どうしてもその人の個性や価値観が強く出がちです。経験を一方的に教えるという関係性になりやすいんです。共創関係の価値野中さんの場合は、一方的に経験を教えるというよりは、一緒に作りたいという気持ちが強いです。一方的にアドバイスされる関係ではなく、「一緒に作っていこう」という仲間のような関係性です。これは私が目指している世界観と完全に一致しています。対等な関係性での成長この世界観を一緒に作っていける関係性は、とても価値があると感じています。一方的にアドバイスしたり、逆に相手の話を聞きすぎて一体化してしまう人が多い中で、バランスの取れた関係性を築けています。コーチングの本質的価値野中: 最後に、コーチングの本質的な価値をまとめていただけますか?クライアント様: このコーチングを通じて、自分なりの経営ができるようになります。「売上を上げることが全て」という思考から抜け出し、「本当の自分の幸せとは何か」「自分らしい経営スタイルとは何か」を築くきっかけになります。このコーチングの本質は、経営者が「経営者らしく」ではなく「自分らしく」経営できるようになるためのサポートなのです。それによって、経営者自身が輝きを取り戻し、結果として組織全体も活性化していく。これが真の価値だと実感しています。終わりに今回のインタビューを通じて、コーチングが単なる相談相手や問題解決の場ではなく、経営者の内面的な変容を促し、本来の力を引き出すプロセスであることが伝わったのではないでしょうか。特に印象的だったのは「自分には迷いがないが、経営には迷いがある」という経営者特有の課題に対する洞察です。これは多くの経営者が抱える根本的な悩みを的確に表現した言葉だと感じました。コーチングは確かに時間をかけて効果を実感するものですが、半年以上継続することで、このような深い変化と気づきが生まれることがおわかりいただけたと思います。「続ければ続けるほど、軌道修正できて新しい扉が開き続ける」——これがコーチングの真の価値なのです。もしあなたが今、経営に対するモヤモヤや迷いを感じているなら、それは新しいステージへ向かうサインかもしれません。P.S.「 経営者メンタル3.0」に向けて今回、冒頭で示した「経営者のよくある悩み20のチェックリスト」というのは、実は、私が現在執筆している書籍「経営者メンタル3.0」の中に記載した項目です。多くあてはまれれば当てはまるほど、「経営者メンタル1.0」つまり、「重く、固く、苦しい」メンタルに近いということになります。経営者はこうあるべき!、経営者なんだからこうしなきゃ!など常識や責任感で、重く固く苦しい道を進みやすいというのはよくあることなのですが、同時にこういった悩みは「解決できる」ものでもあります。コーチングを受ければ経営者は全員幸せになれる!というものではないのですが、「業績向上と社長自身の幸せを両立していきたい」人にとっては、うまくコーチングを活用することでそういう未来に行きやすくなるものだなと私自身実感しています。今回のインタビューは経営者メンタル3.0の執筆の過程でクライアント様にヒアリングしたインタビュー内容の一部抜粋になりますが、少しでもコーチングに興味がある人にも伝わっていたら幸いです。参考リンク:お客様の声エグゼクティブコーチング体験談|経沢 香保子さん(株式会社キッズライン代表取締役/起業家)エグゼクティブコーチング体験談|土井健さん(ohpner株式会社代表取締役/起業家)