こんにちは、エグゼクティブコーチの野中祥平(のなさん)です。今日は、「なぜ経営者は『ロジカル思考だけ』だと行き詰まるのか?」というテーマをお話しします。「ロジカルに考えて、未来から逆算するのって大事じゃないの?」「目標を数字に落として、KPIに分解して、その進捗を追うみたいな計画は大事じゃないの?」そんなことを思った方もいらっしゃるかもしれません。実は私、数年前まで「数字とKPIさえ達成すればOK!」と信じていた一人です。もちろん、ロジカルに課題を分析するのは得意でしたし、それなりに成果も出してきました。でも、今振り返ると、ロジカルに組み立てるだけでは飛躍のチャンスを見落としていたことに気づかされます。ここが、今日の確信になります。私は、「ある程度にロジカルに考えてやるべきことをやったうえで」「直感、違和感といったセンサーが捉えたひらめきをスピーディにサクサク形にしていくこと」が成長を積み上げながらも飛躍するコツだと思っています。たとえば、上場企業で執行役員を務めていたとき、周囲からは「伸びてますね!順調ですね!」と言われても、どこか心に停滞感があったんですよね。いま思えば、その違和感こそが「次のステージに行きたい」「もっと面白く経営したい!」と心が叫んでいたサイン。年度末に、翌年の事業計画を作ろうとして、スプレッドシートで数字を整理して、過去のデータを元に頭で完璧な計画をつくっても、心の声を無視してしまうと、やっぱり「これでいいのかな?」とモヤモヤを抱えてしまうわけです。そこで初めて、「心の整理」を本格的にやってみようと思いました。ロジカル思考だけでは行き詰まるとき、実は“感性や直感”を味方にすると経営は10倍伸びるんです。そんな体験から、今回のテーマを掘り下げたいと思います。スリーセンテンス要約まとめロジカル思考だけに頼っていると、“予定調和”の中で大きな飛躍や意外なチャンスを取りこぼしやすい。「数字や売上だけ追っても、モヤモヤする、ワクワクしない」という違和感こそ、実は経営を10倍加速させる原動力になる。脳内整理と同じくらい“心の整理”も重視し、感性や直感を経営判断に取り入れると、停滞感が一気に解消し、事業の加速が始まる。数字や売上だけ見ていても、なぜ停滞感を抱えるのか?「うちの会社、売上もKPIもそれなりに好調。なのに、なんでモヤモヤするんだろう…」こんな声、実は経営者の間で珍しくありません。私自身も、上場企業で執行役員をしていた当時、「広告案件は順調に取れてるし、メンバーのモチベーションも低くない。でも心の奥では“これでいいの?”と違和感が膨らむ…」という状態に陥っていたことがあります。一見「数字はクリアできてるから問題なし」に見えるんですが、ロジカルに組み立てた計画を順調に回すだけだと、どこか「予定調和」な感じになりがち。そこにワクワクや、“次のフェーズへ行くぞ!”というエネルギーを感じづらいんですよね。■ 「どんな未来を創りたいか?」を後回しにしていないか経営者の仕事は、課題を解決して数字を伸ばす——たしかにそれも大切です。ただそれだけに集中してしまうと、本来のビジョンや“どう在りたいか”が意識から抜け落ちる瞬間があるんですよね。ToDoリストをこなし、組織を回すデータを分析してPDCAを回すこういった動きだけでも、ある程度の拡大はできるかもしれません。けれど、心のどこかに「もっと別の可能性あるんじゃ?」という声が芽生えていたら、それは見過ごせないサインかもしれません。■ AI時代だからこそ“違和感”に注目してほしい今やChatGPTなどを使えば、データの整理やアイデアのブレストは一瞬でできます。ロジカル部分の効率化が爆速になった今、「なんか腑に落ちない」「何となく違う」という感性の声こそが、ほかの会社と差をつけるポイントになるんです。“腑に落ちない”を言語化していくと、新サービスの種に気づく“違うかも”という直感を優先して検証すると、SNSでバズる企画に繋がる数字だけ追っていたら、なかなかその“おや?”に注目しづらい。でも、ちょっと視点を変えるだけで、「ここが飛躍の起点かも!」とワクワクするスポットに出会えるんです。■ 「数字はOKでも、心は停滞」という状態をチャンスに変える実際、私が美容SNSメディア事業を統括していたときも、最初は“数字優先”で走っていました。でも妙に心が奮わない。「このまま伸ばしていくだけでいいんだっけ?」と思い始めたころ、感性を大事にした意思決定をやってみると、意外なほど事業がブーストしました。たとえば、SNS上の“小さなバズ”を察知して深堀りし、クライアント提案に活かす——そんな動きが大当たりにつながることも多々あったんです。要は、「数字を見て頭で考えてるだけだと、ワクワクしないし停滞感が抜けない」状態を放置しないこと。そこに、次のステージへのヒントがあるんです。(私の経営事例)予定にないバズが、SNSを25倍&売上を10倍に伸ばすきっかけになった事例私が、上場企業で執行役員をしていた時の、ひらめき活用型の経営事例を少しお伝えします。私が上場企業でMimiTVという美容SNSメディア事業を統括していた頃、もっとも象徴的だったのが2021年ごろ「バズコスメの流れ」を活かして事業を一気に拡大できたエピソードです。実は当時、赤字事業だったSNSメディアをなんとか立て直そうと、ロジカルに広告戦略やKPIを組んでいたんですよね。しかし、思いがけず大きな追い風になったのは、最初は誰も“計画”していなかったバズ現象でした。※MimiTVとは…現在はMimi Beautyという名前でメディア運営しています。2015年にYOUTUBEからスタートした美容メディアです。私が他社から買収したタイミングでは売上1億程度の赤字メディアでしたが、5年間で売り上げは10倍以上に、そしてSNSフォロワーは8倍以上に成長できました。特にTwitterアカウントは1.6万フォロワーから25倍成長し40万フォロワー以上に成長しました。2023年には後藤真希さんを起用したTVCMも放映。XやInstagramといったプラットフォーマーとも積極的に提携し、ウェビナーなども共同開催しています。私は2018年5月〜2023年3月まで事業統括を担当していました。■ 突如バズったバズコスメとの出会いその一つが、2021年春にカネボウ(KATE)の「リップモンスター」がTwitterで爆発的に話題になった出来事。コロナ禍でマスク必須の時期に「落ちにくいリップ」「ドラッグストアでも品薄」という口コミがじわじわ広がり、インフルエンサーも続々反応。気づけばInstagram、TikTokにも派生し、「どこに行っても在庫切れ」という大ブームに発展していました。最初、社内では「最近バズって売れるコスメってTwitterが起点だよね」という空気が強かったんです。しかし、どのような流れでそのバズが生まれて、拡散していくかということをうまく説明できずにいました。その時に、SNSのリアルな声を常にチェックしていた“美容オタク社員”が、これを見逃さず「今、KATEのあのリップ、めちゃ来てますよ!」と社内チャットで報告してくれたんですね。自分たちメディアや編集部のTwitter投稿が起点となり拡散し始めている様子が見えた時、私が「お、今まさにバズり始めた動き!なんか面白そうだね」と耳を傾けたのが始まりでした。当時のツイート引用(世間で話題なる最初のタイミングで編集部もポストし1000RT越え)%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3EKATE%E3%81%8B%E3%82%89%E9%81%82%E3%81%AB%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%AA%E3%81%84%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B0%E8%89%B2%E3%81%8C%E7%99%BB%E5%A0%B4%E3%80%825%2F1(%E5%9C%9F)%E7%99%BA%E5%A3%B2%E3%80%8E%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%8F%E3%81%AE%E3%80%8E05%20%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B0%E3%80%8F%3Cbr%3E%3Cbr%3E%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%82%84%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AB%E4%BB%98%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%82%82%E3%81%A1%E3%82%8D%E3%82%93%E3%80%81%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%92%E5%A1%97%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%BE%E6%AD%AF%E7%A3%A8%E3%81%8D%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E8%89%B2%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%B3%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%81%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A7%E5%94%87%E3%81%AE%E7%9A%AE%E3%82%82%E5%89%A5%E3%81%91%E3%81%AB%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99%EF%BC%81%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84%F0%9F%92%84%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fhashtag%2Fmimi%25E3%2582%2588%25E3%2582%258A%25E6%2583%2585%25E5%25A0%25B1%3Fsrc%3Dhash%26amp%3Bref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3E%23mimi%E3%82%88%E3%82%8A%E6%83%85%E5%A0%B1%3C%2Fa%3E%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FZoexVhLnq3%22%3Epic.twitter.com%2FZoexVhLnq3%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20Mimi%20Beauty%20(%40MimiBeauty__)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FMimiBeauty__%2Fstatus%2F1386296932281184256%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EApril%2025%2C%202021%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E■ ただの“偶然のバズ”を経営に活かすには?ここで多くの会社なら、「SNSで偶然バズったんだね」で終わりがち。ところが、私たちは“このバズの流れを再現・分析できないか?”と考え、すぐにTwitter上の投稿数や発話の流れ、初期話題になった時の一般ユーザーの認知度などを調べ始めました。どのタイミングでインフルエンサーが参入したか一般ユーザーが「マスクにつかない!」と盛り上がったのはいつかバズに波乗りしてくる2次投稿、3次投稿はどのタイミングで出現するのか?まとめアカウントや雑誌系SNSが取り上げるまで何日かかるのか「SNSでバズった」時って、美容オタク層、ミーハー層、マス層の間でそれぞれどれくらいの認知率になるのか?こうした“バズ拡散の時系列”を整理してみると、「Twitterにいる美容オタクによる初期バズ→それを見た美容オタクが購入報告して2次バズ、3次バズが起きさらに話題に→欠品してさらに話題に→InstagramインフルエンサーがSNSで話題のリップとして取り上げる→まとめアカウント→一般ユーザー層」という見事な波が起きているのが見えました。「リップモンスター」のケースはまさに“お手本のような美しい拡散ルート”だったんです。以下は、当時発信していたウェビナーのnote記事より引用した画像(私がこういったパワポ資料作成してました)■ 美容オタクの対話力が経営を変えたさらに私たちは、その分析結果をもとに「熱量の高い“美容オタク”を最初に捉える」ための仕組みをつくり、ギフティングやSNSを使った口コミプロモーションを独自にパッケージ化。「バズコスメの再現」を望むクライアント企業に提案し始めたところ、多数の問い合わせが殺到しました。結果的に、SNSメディア事業の売上が約5年で10倍に拡大し、Twitterフォロワーも25倍に増大。一気に成長する転換点が2021年でした。よく「SNSでバズるなんて偶然じゃないの?」と言われますが、偶然に湧き上がった火種を瞬時につかんで、経営レベルの仕組みに落とし込むことを、経営トップである私と現場の美容オタク社員の熱量を掛け算して「徹底して」やりぬくことで、これほど大きなリターンを生めたんです。毎日4時間以上Twitterをチェックする美容オタク社員の鋭い感性が捉えた流れを、調査データや分析により誰でも納得できる形に整えた流れです。ロジカルにシミュレーションしていたKPIやマーケティング予算だけでは絶対に得られなかったインパクトでした。■ 計画外の動きを「追い風」に変える視点コロナ禍という不透明な環境だったからこそ、「リップモンスター」のバズが市場の隙を突いて急上昇したとも言えます。しかし、そこをスルーせず、「あれ、なんか面白そう」と社員の直感を経営が拾いあげ、“偶然”を“必然化”する仕組みに育てたのが成功の鍵。美容オタク社員の“気づき”を経営陣が信じて分析をサポート分析したデータをすぐクライアント提案に回し、バズ理論を型としてパッケージ化へTwitterジャパンとも連携して開発した広告メニューも急スピードで展開、Twitterに最も詳しい美容メディアというポジションを強固なものにこうして事業計画外のラッキーを最大限活用できたからこそ、他社よりも先んじてブーストできたんです。ロジカル思考だけで進めたら、まず「未知数が多すぎてリスク」として却下されたかもしれません。でも、“感性や違和感”を尊重したからこそ、「これは追い風になる!」と大きく舵を切れた。まさに“ロジカルだけだと行き詰まっていたはずの経営”が、感性を取り入れることで10倍成長に繋がった好例だと思っています。※2021年5月以降、このバズコスメ現象を捉えて、流れに乗ったのは偶然ではないと思ってます。なぜなら、私はコーチングを2020年1月から受け始めており、最初の1年で「現場の組織問題を解決」した後、「もしコロナがピンチではなくチャンスだとしたらどういう動きをした時か?」というテーマで未来のチャンスに向けた種まきをいくつか仕込んでいたタイミングだったからです。私の意識が未来にあったからこそ「なんかチャンスっぽいのきた!」とチャンスに気づき、チャンスを掴み、チャンスを育て、チャンスを意識して転がし、リソースを集中させることができたんです。コーチングを受けず、現状の課題解決ばかりしていたら決してチャンスに気づけなかったでしょう。どうすれば、本当の可能性に気づけるのか?バズコスメ事例のように、「あれ、これ面白いかも?」という“直感”を無視せず、経営レベルで仕組みに落とし込むと意外なほどの飛躍が生まれます。では具体的に、どんな行動を取ればロジカル思考だけの枠を超え、“本当の可能性”にアクセスできるのでしょうか? 私自身の経験やコーチングの現場で見えてきた、4つのアプローチをご紹介します。1. 「気になる」アンテナを鍛えるため、あえて“余白”をつくる一見すると、経営者が余白を持つなんて非効率に思えますよね。でも実は、この“空白の時間”こそ「感性」を磨く最大のポイント。週1で、あえてタスクやMTGを入れないブロックタイムを作るそこでは売上や数字の話を禁止し、“直感が引っかかるもの”を探す現場メンバーが気になったことをシェアしあえる「雑談チャット」を用意して、自分以外のメンバーの気づきを収集する例えば、私が「土日に何もしない時間を確保しよう」と決めたとき、最初は罪悪感がありました。というのも土日も平日のパフォーマンスを上げるために読書したり仕事のメールやチャットをチェックするのがあたり前だったからです。なんならパワポ好きだったので資料作成は土日にやるくらいの社畜でした。でも実際に意識して余白を持ったり、家族の時間もリラックスして楽しんでみると、普段埋もれていた「なんかこのテーマが引っかかる」という気づきがスルッと浮かび上がってきたんです。2. “定期的な対話の場”で、違和感を言語化するロジカル思考に偏りすぎると、頭で整理はできても、「なんで腑に落ちないんだろう?」という感覚を見落としがち。そこで有効なのがコーチングやメンターとの対話。私自身も「経営計画は整っているのにワクワクしない」と言葉にしただけで、「あ、そもそも数字以外の望みがあるのかも?」と気づけました。「数字は上がるけど、心が満たされない」「周りは褒めるけど、自分はスッキリしない」こうした状態をそのまま言葉にして誰かと話すと、意外なくらい潜んでいた本音が顔を出すんです。僕は対話好きな側面があるので、月2回のコーチとの対話と、メンバーとは毎日雑談含めて対話の場を持つことを意識していました。3. AIを“ロジカル整理の味方”と割り切り、感性に集中するChatGPTやAIツールが登場した今、ロジカルな情報処理は格段にラクになりました。企画書をAIにまとめてもらったり、データの下調べを任せたりすると、経営者にしかできない“感性フル活用モード”にフォーカスしやすくなります。「記事」や「プレゼン資料」はAIと一緒に作る(なんとなくやりたいことを思いついた順に音声入力で吹き込む →案をだしてもらう→肉付けしたい情報を吹き込む→最終整理をしてもらうのように)浮いた時間で “気になっているトレンドを体験” してみる私の場合、AIに思考整理やBLOG記事づくり手伝ってもらってから、余白ができたぶん、社外のイベントやVR体験など“新しい刺激”に足を運ぶ機会が増えました。その経験が、「インナーモチベーション診断」といった新しいコンテンツ作りや経営アイデアの種になっているのをひしひし感じます。4. 小さな「これ違うかも!」「気になるかも!」を無視しない実は大きなブレイクスルーは、「これちょっと違うかも…」という小さな違和感を無視しないところから始まります。SNSバズの火種も、「なんかこの投稿、気になる!」とか「みんな意外と盛り上がってない?」という一人の直感がきっかけです。「自分が本当にしたい経営スタイルは、いまのやり方と違うかも?」「既存事業が好調でも、この新しい領域がもっと面白い気がする」「なんとなくAIって、様子見してたけど、もしかしたらすごいインパクトあるかも?」こうした声がふと湧いてきたら、すぐメモに書き留めるなり、次の会議でシェアするなり、一歩踏み込んでみてほしいです。ロジカルには「根拠が弱い」かもしれませんが、その違和感こそが“次なる10倍加速”の糸口になるかもしれません。「短期で儲かるか、どうか」がファーストじゃなくてもいいんです、既存の動きで稼いでいるうちに次の実験をしていくつもの軌道修正をしながら次の飛躍を狙っていけばいいんです。そうした実験をするときは、ロジカルな計画や再現性を気にするのではなく、とにかく小さく試して、新しい気づきを得ることの方が優先でもいいくらいだと思います。要するに、「ロジカル思考はあくまで基礎」であり、そこに“感性”というスパイスを加えると、経営は一段と面白くなるんです。もし今あなたが「なんか物足りないんだよな…」と感じているなら、それは決して“甘え”や“無駄な悩み”ではなく、“さらなる可能性”を発掘する合図。ぜひ、今回のヒントを試してみてくださいね。まとめ:未来を決めて、ロジカル+感性で飛躍の扉を開くロジカル思考は、経営を安定させるうえで絶対に欠かせない土台です。私も最初は「数字やKPIをしっかり管理して、計画を回すことこそ正義」と信じていました。ただ、そのうえで「未来はこうなる!」と先に決めてしまう――つまり「やるべきことはやったうえで感性を解放する」ことを意識すると、不思議なくらい次の扉が開くんですよね。ロジカルに土台を固めつつ、直感や違和感を捉えたひらめきをサクッと形にしていく。実は、この感性の使い方こそ「計画外のバズ」や「思いもよらない新サービス」を生み出すカギになります。バズコスメの事例もそうですが、綿密なデータと現場の直感が合わさると、普通では想像できなかった10倍飛躍がすんなり実現するんです。私自身が経営支援で大切にしているのは、「未来はこうなる!」と先に方向を決めるロジカルにやるべきタスクはこなしつつも、違和感や遊び心を捨てない感性を解放して見えたアイデアをスピーディに試すというスタンス。結果、意外な形で“追い風”を捉えられる場面が増えました。「心がイキイキする経営って何だろう?」と問い続けるだけで、飛躍のチャンスはいくらでも転がっているものです。もし今あなたが「数字は満たしているのに、なんか物足りない」と感じているなら、ぜひこの流れを意識してみてください。『未来を先に決めて、ロジカルを押さえたうえで感性を解放する』——それが停滞感を一気に吹き飛ばし、思いもよらない加速を生むプロセスだと、私は強く実感しています。すごく長くなりましたが、この記事が、必要な人に届き、少しでも何かの気づきになっていたら幸いです。コーチングを活用して未来を意識することで、感性の扉が開くメリットも少し伝わっていたら嬉しいです。P.S.私自身、コーチングを受け始めた当初は「脳内にある課題の壁打ち」をメインに考えていました。でも実際は、「自分がどんな未来を創りたいのか?」を言葉にしてみるだけで心が弾み、経営に対するエネルギーがまったく違うものになると気づいたんです。やるべきことをしっかりこなしつつ、心に宿るワクワクや違和感を大事にする——その両立こそ、私が推奨する“ロジカル+感性の経営”です。P.S.S. 意外かもしれませんが、私は毎月お墓参りを習慣にしています。自宅から往復3時間かかるのですが、その移動時間こそが絶妙な“余白”になっているんですよね。お墓で手を合わせ、「生きてる」というよりも「生かされてる」んだな…と感謝の気持ちを感じると、自然と命や死を意識しつつ、「自分はどう世界と調和しながら生きたいんだろう?」と考えられるんです。もちろん、スピリチュアルかどうかは人それぞれ。でも私は「0か100じゃなくて、もしかしてこれは良い習慣かも?」くらいの軽い気持ちで取り入れてみてもいいのかな、と思っています。結果的に、心が解放されて感性が磨かれたり、新しいアイデアがスッと降りてきたりすることも多いんですよね。やるべきタスクをこなしつつも、「自分の感性を解放する仕掛け」として、こうした時間を意識的に作ってみるのも面白いですよ。◎BLOGの更新通知を受け取りたい方はこちらから(週1~2回配信/BLOGやイベントのお知らせが届きます)%3C!DOCTYPE%20HTML%3E%0A%3Chtml%20lang%3D%22ja%22%3E%0A%3Chead%3E%0A%3Cmeta%20charset%3D%22UTF-8%22%3E%0A%3Cmeta%20name%3D%22viewport%22%20content%3D%22width%3Ddevice-width%2C%20initial-scale%3D1.0%22%3E%0A%3Ctitle%3EBLOG%E6%9B%B4%E6%96%B0%E9%80%9A%E7%9F%A5%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%AC%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%3C%2Ftitle%3E%0A%3C%2Fhead%3E%0A%3Cbody%20style%3D%22padding%3A10px%3B%22%3E%0A%0A%3Cform%20action%3D%22https%3A%2F%2F76auto.biz%2Fnona_coach%2Fplanmail.php%22%20method%3D%22post%22%20style%3D%22text-align%3A%20center%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%3C!--%20%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E9%9A%A0%E3%81%97%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%20--%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22hidden%22%20name%3D%22mcode%22%20value%3D%22UTF-8%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22hidden%22%20name%3D%22pid%22%20value%3D%2214%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22hidden%22%20name%3D%22spflg%22%20value%3D%221%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22hidden%22%20name%3D%22rgst%22%20value%3D%22entry%22%3E%0A%0A%20%20%20%20%3C!--%20%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%85%A5%E5%8A%9B%E6%AC%84%20--%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22email%22%20name%3D%22email%22%20placeholder%3D%22%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%22%20required%20style%3D%22padding%3A%2010px%3B%20width%3A%20100%25%3B%20max-width%3A%20300px%3B%20box-sizing%3A%20border-box%3B%22%3E%0A%0A%20%20%20%20%3C!--%20%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3%20--%3E%0A%20%20%20%20%3Cinput%20type%3D%22submit%22%20name%3D%22sbm%22%20value%3D%22%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%99%E3%82%8B%22%20style%3D%22padding%3A%2010px%2020px%3B%20margin-top%3A%2010px%3B%22%3E%0A%3C%2Fform%3E%0A%0A%3C%2Fbody%3E%0A%3C%2Fhtml%3E◎この記事も読んでみてなぜAI時代なのに、私は「人との深い対話」にこだわり続けるのか?AI時代のコーチングの意味新規事業を「超スピードで進める人」ってどんな人?の答えが「現状への違和感の塊」な理由【2030年未来予測】AI時代に求められる「人間力」は対話力である3つの理由(チャットで長文の怒りをぶつける人を見たことがあるならわかるやつ)経営者こそ、過去のパターンを意識して断ち切るべき3つの理由2025年、目標設定より大切なこととは?私は10倍加速経営コーチ改め、10,000倍加速経営コーチに進化します。◎おすすめ記事【おすすめ本】内省力を高める!『ひとり会議の教科書』で経営者の思考が変わる【おすすめ本】経営の型を掴む!なぜ私は『起業の技術』をすすめるのか?【おすすめ本】常識をぶっ壊せ!『PLAY・JOB』が起業家に与える力と変革経営の未来を変える!トラブル対応「5つのステップ」で競合に差をつける方法経営者向けAI活用事例7選!エグゼクティブコーチが実際に日常的に使ってるやつ(2024年内に使い始めよう)エグゼクティブコーチの私が、コーチングセッションだけではなく「チャットサポート」を大切にしている3つの理由◎「ストレス1/2,パフォーマンス10倍を目指せる」メルマガ講座のご案内「ストレス1/2、パフォーマンス10倍のコツ」が7日間で学べる人気講座です。登録は無料です。コーチングに興味がある方、自分の内面と向き合う必要性を感じてる方、時代の変化に合わせてアップデートができておらず停滞気味な方、などに特に役にたつ内容となっています。上記画像もしくは、以下URLをタップしてください。https://nonacanvas.co.jp/ManagementMentality2mail