こんにちは、インフルエンサー専門ビジネスコーチ「のなさん(@nonanona_tr)」です。「フォロワーを伸ばす」ことに成功したインフルエンサーのセカンドキャリアは大きく9パターンありますが、今回は「オンラインサロン運営」という事業運営者になるキャリアについて解説します。この記事を読むことで、「オンラインサロン運営」に関する全体像やキャリアのイメージが湧くと思います。■目次インフルエンサーからオンラインサロン運営者へ・オンラインサロンとは・事例紹介・メリットとポテンシャル「オンラインサロン」ビジネスの特徴・ビジネスモデル・メリット・デメリット成功のための具体的戦略・収益モデル・フォロワー数とリスト構築・集客戦略・マーケティングのポイント・運営の実際このキャリアが向いているインフルエンサー・オススメのジャンル・理由と可能性・向いている人、向いていない人運営の効率化と継続・運営効率化のポイント・継続のためのコツまとめインフルエンサーからオンラインサロン運営者へキャリアチェンジの必要性インフルエンサーとしてのキャリアは、多くの場合、短期間での成功が特徴です。しかし、SNSの世界は日々進化しており、フォロワー数や人気は不安定な要素となり得ます。そのため、長期的なキャリアパスを構築することは、持続可能な成功に不可欠です。インフルエンサーとしてのキャリアの多様化は、収入源を増やし、専門家としての成長も促してくれます。また、自身のブランド価値を高め、より大きな影響力を持つことができます。オンラインサロンとはオンラインサロンは、特定の専門知識や趣味を共有するための有料メンバーシップコミュニティです。これらのサロンは、フォロワーとより深い関係を築き、専門性を共有するプラットフォームを提供します。会員は月額料金や年会費を支払い、限定コンテンツのアクセスや直接的なコミュニケーションを享受できます。事例紹介インフルエンサーのオンラインサロンというくくりでいうと、様々なジャンルですでに挑戦を試みている人がいます。代表的なジャンルや事例をシェアします。・有名人芸能人系:タレントの西野さんやホリエモンさんのオンラインサロンは人気です。・稼ぐ系:お金の稼ぎ方を教える系のコミュニティは一定の規模があり人気です。・SNS伸ばす系:SNSやブログの伸ばし方を共有するコミュニティがあります。オフ会などで横のつながりも提供しています。・健康系:ダイエット、ストレッチ、漢方などいろいろな分野で専門家の知識を教えてもらえたり、考え方が学べるコミュニティがあります。・ライフスタイル系:料理系、暮らし系、片付け系など、「行動し続ける環境」を提供しているオンライン教室、コミュニティがあります。メリットとポテンシャルこのようなオンラインサロンは、インフルエンサーにとって多くのメリットをもたらします。一つには、直接的なファンとの関係構築により、フォロワーとのつながりが強化されます。また、専門知識を共有することで、自身のブランド価値を高め、影響力をさらに拡大することができます。さらに、定期的な収入源として機能し、経済的な安定を提供します。オンラインサロンの特徴ビジネスモデル「低単価✕大人数」型のビジネスモデルになります。オンラインサロンのビジネスモデルは多様で、主に月額制や年間会費を基本とします。月額制の場合、安定した収入が見込め、会員も継続的にサービスを受けることができます。年間会費制では、初期の収入が多くなり、長期的なコミットメントを会員から得られる可能性が高まります。メリットオンラインサロンは、安定した収入源となるだけでなく、フォロワーとの深い関係を築く機会を提供します。限定コンテンツや個別の対話を通じて、フォロワーはより個人的な体験を得ることができます。これにより、フォロワーのロイヤリティが高まり、ブランドの信頼性が向上します。また、コミュニティ内でのネットワーキングは、会員間の交流を促進し、より強固なコミュニティを形成します。また、PR案件やアフェリエイトという他人の商品をオススメしていた時よりも、「自分のサービスで人を変化させて、感謝される」経験に対してモチベーションが湧く方が多いです。感謝されながらお金を受け取れるようになり、ライフワークにつながる方が多いです。デメリット2つあります。1つ目は商品の価値設計が難しいこと。2つ目は運営に手間と時間がかかることです。コンテンツの制作、会員管理、イベントの企画など、継続的な注意と管理が求められます。また、会員の期待に応えるためには、常に高品質なコンテンツを提供し続ける必要があります。このような負担は、特に小規模なチームや個人にとっては大きな課題となり得ます。今まで発信しかしてこなかったインフルエンサーがビジネスを設計するのはかなりハードルが高いので、できればビジネスのメンターやコーチをつけてきちんと商品設計から、マーケティング導線設計までプロにみてもらうことをオススメします。成功のための具体的戦略収益モデル成功のための具体的な収益モデルを構築することが重要です。例えば、月額3000円の会費を340人から徴収すると、月に100万円以上の収入が見込めます。料金設定には、提供するコンテンツやサービスの価値、ターゲットとする会員層、市場の競合状況などを考慮する必要があります。フォロワー数とリスト構築成功には、十分な数のフォロワーと、LINEやメールアドレスのリスト(連絡先)の構築が不可欠です。「非稼ぐ系ジャンル(料理や片付けなどのライフスタイル、健康、ダイエット、暮らしなど)」で月の収益100万円以上を目指す場合、具体例としては5万~30万人のフォロワーと、3000~1万人のリスト登録が目安となります。これらの数字は、集客の基盤となり、サロンの宣伝や口コミを促進する役割を果たします。集客戦略日々のSNS投稿で価値提供と交流を行うことが重要です。プレゼント企画や限定講座をフックに、フォロワーをLINEやメールアドレスのリストに誘導します。SNSでの定期的な投稿、ライブ配信、ストーリー機能などを活用し、コンテンツの魅力を伝えつつ、リストへの啓蒙が同時に必要になります。認知してもらう→興味を持ってもらう→サービスへの必要性を感じてもらう&投資の必要性を感じてもらう→実際にサブスク登録してもらう→サロンに入り実践し人生を変えてもらう という流れになります。マーケティングのポイントマーケティングとは「感謝され続ける仕組み」です。具体的には新規集客フェーズと、集客した人を満足させリピートさせるフェーズに別れます。オンラインサロンのようなサブスク課金型のビジネスでは「サービス登録前の教育」「サービス登録後の教育」「運営改善」によりリピート顧客を積上げていくことが最大のポイントになります。また、クチコミや紹介制度の活用は、新規会員の獲得に効果的です。顧客満足度を上げることで、継続率を高め、安定した会員基盤を維持します。また、定期的なフィードバックやアンケートを通じて、会員のニーズを把握し、サービスの質を向上させることが重要です。運営の実際ライブ配信、コミュニティの運営、メンバーとの定期的なコミュニケーションは、オンラインサロンの核となります。これらの活動は、会員のエンゲージメントを高め、コミュニティ感を醸成します。また、定期的なアップデートやニュースレターの発行は、会員への情報提供と関係構築に寄与します。このキャリアが向いているインフルエンサーオススメのジャンル今から「稼ぐ系」「ビジネス系」のジャンルに参入するのはハードルが高いのでオススメしません。なぜならこの数年で力をつけて、実績を出している人が多いためです。しかし、ライフスタイル、料理、健康、暮らしなどの非ビジネス系ジャンルは、オンラインサロンとしてまだ参入余地がある分野です。これらの分野は、実践的な変化を求めるフォロワーが多く、彼らはただのノウハウではなく、実際に行動を起こし、継続するための環境を求めています。例えば、料理系インフルエンサーは、月に数回の料理チャレンジやレシピ共有を通じて、フォロワーとの実践的な交流を促進できます。暮らし系では、片づけやガーデニングなどのライフスタイル改善をサポートすることが可能です。特に、Facebookやオンラインサロンプラットフォームではない、「Instagram上」で運営するクローズなオンラインサロンは、主婦層や一般層が参加しやすいためまだまだ会員獲得余地があるといえます。オススメ理由と可能性これらのジャンルは、ノウハウを超えた実践的な変化を促すことで、フォロワーの生活にポジティブな影響を与えることができます。今から参入する場合、「ただ料理を教える」「ただ片付けを教える」「ただガーデニング方法を教える」だけだと月額3000円などを投資してもらうことは厳しいでしょう。しかし、その先にある理想の未来「◎◎を通じて、幸せな家族との時間を作れる」「◎◎を通じて、心身のストレスを減らす」「◎◎を通じて、自信がついてやりたいことがやれる」など人生を好転させる機会としての見せ方をすることでサービスの価値や必要性を実感してもらいやすくなります。向いている人、向いていない人向いている人の特徴・普段のSNS運用の中でユーザーとのコミュニケーションが得意で苦じゃない人・新しい価値観やアイデアを広めることに情熱を持っている人・強い信念や使命感を持ち、それを社会に伝えたい・自分の専門分野に情熱を持ち、それを他人に伝えることができる向いていない人の特徴・1対1の深いコミュニケーションを重視し、大勢とのコミュニケーションには不得手な人・自身の経験や変化が限られており、他者への影響力が不足している人・グループ指導よりも個別指導や密接な対話を好む人運営の効率化と継続運営効率化のポイントオンラインサロンの運営を効率化するためには、オンラインアシスタントの活用や自動化ツールの導入が効果的です。例えば、会員管理、イベント予約、コンテンツ配信などの作業を自動化することで、運営者はよりクリエイティブな業務に集中できます。私がオンラインサロンの立ち上げと運営をビジネスコーチングとしてご支援する際には、「数字管理、クリエイティブ制作、会員連絡、会員管理」の領域でオンラインアシスタントを使ってもらうケースが多いです。月額2万円台・月10時間程度の作業から依頼できる低額の会社も最近は出てきているため、「人を雇うのは怖いけど、作業は外注したい」人にはオンラインアシスタントの利用をオススメします。継続のためのコツ継続のためには、メンバーの満足度を高めることが重要です。会員のニーズを理解し、期待に応えるサービスを提供することで、離脱率を低く保ち、長期的な会員の維持を実現できます。また、会員の成功事例や成果を共有することで、他の会員のモチベーション向上にも寄与します。離脱率をどう下げるかについては以下の記事も参考にしてみてください。なぜ「オンラインサロン」で失敗するインフルエンサーは、新規集客数だけ追ってしまうのか?https://nonacanvas.co.jp/blogdetail/onlinesalon_failureまとめインフルエンサーのセカンドキャリアとして「オンラインサロン運営者」になることについて具体的に解説してきました。PR案件やアフェリエイトで稼ぎにくいと言われやすいライフスタイル系ジャンルのインフルエンサーこそチャンスがあるのがオンラインサロンです。その理由は「人生や家庭を好転させる」きっかけとして、料理、片付け、ガーデニングなどのやり方や考え方を教え、継続する環境を提供することができると助かる人が多いためです。また、オフラインで「◎◎教室」のような教室系ビジネスがすでに成立しているため、市場もあります。インフルエンサーの専門性や発信力を活かしてうまく参入できれば、自分の使命感を感じながらお客様に感謝されるような生活を作っていくことができます。さらに、具体的な立ち上げ方が気になった人は、私の書籍『SNSインフルエンサーのための「環境提供型」オンラインサロンのつくりかた』を確認してみてください。Amazon Kindle Unlimitedに登録していれば0円で読むことが可能です。↓PRアフィ依存から脱却したいインフルエンサー向けに、自社商品で月100万を目指すメール講座やってます。登録はこちらからオススメ書籍SNSインフルエンサーのための「環境提供型」オンラインサロンのつくりかたhttps://www.amazon.co.jp/SNS%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%80%8C%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%8F%90%E4%BE%9B%E5%9E%8B%E3%80%8D%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F-%E9%87%8E%E4%B8%AD%E7%A5%A5%E5%B9%B3-ebook/dp/B0CBJJZQ13/ref=sr19?crid=32TOA52WNJ9FY&keywords=%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3&qid=1701323107&sprefix=%2Caps%2C162&sr=8-9オススメ記事2024年最新版、インフルエンサーセカンドキャリア9選 https://nonacanvas.co.jp/blogdetail/Influencer_secondcareerなぜ「オンラインサロン」で失敗するインフルエンサーは、新規集客数だけ追ってしまうのか?https://nonacanvas.co.jp/blogdetail/onlinesalon_failure